●短期見通し原油、このまま売買交錯の展開=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 中東情勢緊迫化で急伸していたが、イスラエルとイランの停戦合意で急伸前の価格水
準に戻している。ただし、65ドル水準では下げ一服感が目立つ。国際需給の緩和見通
しは強く、特に石油輸出国機構(OPEC)プラスが8月も大規模な減産縮小を合意し
たことはネガティブ。ただし、米国内原油需給は引き締まっており、ドライブシーズン
のガソリン需要が堅調なこともポジティブ。このまま60ドル台中盤をコアに売買が交
錯しやすい。価格の基調としては下向きになるが、国際需給と米国内需給のバランスが
乱れている。11日に国際エネルギー機関(IEA)月報が公表されるが、それよりも
米国内在庫統計の方が重要か。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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