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ニューヨーク原油(NYMEX)
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2025/08 68.18 68.94 67.70 68.38 + 0.05
2025/09 66.90 67.55 66.37 66.97 - 0.01
2025/10 65.60 66.21 65.12 65.64 - 0.06
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
未入電 600,112 1,980,871 ( + 3,413)
帳入値 前日比
ヒーティングオイル 2025/08 240.92 - 3.21
2025/09 236.98 - 2.41
改質ガソリン 2025/08 218.79 + 0.29
2025/09 214.82 + 0.20
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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ニューヨーク原油の当限は小幅続伸。終値の前営業日比は、期近2限月は0.01ド
ル安〜0.05ドル高。その他の限月は0.24〜0.06ドル安。
イスラエルのパレスチナ侵略に反対するイエメンのフーシ派が紅海で船舶への航行妨
害を再開し、イスラエルとの対立が再び強まる傾向にあるほか、米エネルギー情報局
(EIA)の週報でガソリン需要が引き続き堅調に推移したことが相場を支えた。た
だ、季節的な米ガソリン需要の強さは例年通りで、買い手がかりとして不十分であるこ
とから、上値は限られた。石油輸出国機構(OPEC)プラスが協調減産の解消を急い
でいることも圧迫要因。
EIA週報で製油所稼働率は94.7%まで小幅に低下したものの、足元の高水準を
維持。季節的に原油需要は堅調に推移しているが、原油在庫は前週比707万バレル増
となった。輸出が低水準で推移していることが原油在庫を押し上げている。原油輸出の
4週間移動平均は日量342万3000バレルまで減少し、2023年1月以来の低水
準を更新している。
米国がイランに対する追加制裁を発表したことは支援要因。米国の攻撃を受けた後、
イランは米国の核開発協議の申し出に応じておらず、トランプ米政権は制裁の強化を続
けている。今回の制裁では原油取引を巡り、アラブ首長国連邦(UAE)やトルコ、香
港など22の事業体が標的となった。
時間外取引で8月限は68.94ドルまで上昇したものの、通常取引開始にかけて押
し戻された。通常取引序盤には67.70ドルまで軟化。その後、買いが盛り返してプ
ラス圏に浮上したが上値は重く、小幅高で引けた。
改質ガソリンの期近は小幅続伸。ヒーティングオイルの期近は反落。原油相場の売り
買いが交錯したことから、製品の足並みは揃わず。
米EIA週間石油在庫統計(バレル・前週比)23:30
原油 +707万(4億2602万)
ガソリン −265.8万(2億2947万)
留出油 −82.5万(1億0280万)
(クッシング地区)
原油 +46.4万(2120万)
*()は在庫総量
今日の材料
・イスラム組織ハマス、恒久的なガザ停戦を引き続き要求
・石油市場は供給増加を必要としている=UAEエネルギー相
・トランプ米大統領、ブラジルの関税を50%と発表
・米原油在庫の市場予想は前週比300万バレル減
・米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計
・原油在庫は前週比710万バレル増
・ガソリン在庫は同220万バレル減
・留出油在庫は同80万バレル減
・オクラホマ州クッシングの原油在庫は前週比10万バレル増
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