アジア株上昇 貿易摩擦激化も市場は冷静、トランプ関税は「タコ取引」と高をくくる 東京時間14:02現在 香港ハンセン指数 23921.36(+29.04 +0.14%) 中国上海総合指数 3505.58(+12.53 +0.36%) 台湾加権指数 22610.88(+83.87 +0.37%) 韓国総合株価指数 3176.03(+42.29 +1.35%) 豪ASX200指数 8597.10(+58.52 +0.69%) インドSENSEX30種 83337.00(-199.08 -0.24%) アジア株はインドを除いて上昇。トランプによる世界的な貿易摩擦懸念が一段と高まっているものの、市場への影響は限定的。どうせいつもの「タコ取引」だろうと投資家は高をくくっているようだ。トランプ米大統領は銅への50%関税を正式に発表し、ブラジルに50%関税を通知した。フィリピンなど計7カ国にも関税の手紙を送った。 エヌビディア時価総額4兆ドル突破や中国支援策・米中協議進展期待の買いがアジア株を支えている。ベッセント米財務長官は近く中国の貿易担当者と協議を前進させるとしている、ラトニック米商務長官も中国とより大きな貿易交渉を始めるつもりだと述べた。 エヌビディア株はきのう過去最高値を更新し、時価総額は一時4兆ドル(約585兆円)を突破した。4兆ドル突破はエヌビディアが世界初だ。エヌビディアCEOが来週、中国で開催されるイベントに出席し中国指導部と会談する予定だとの報道も好感されている。 中国政府は今年後半に財政政策を加速・拡大する可能性があると関係者の話として上海証券報が一面で報じている。売れ残り物件買収に特化した基金や対外貿易安定化支援基金の設立の可能性があるという。 上海市場と香港市場では支援策期待から不動産株が総じて上昇している。韓国市場と台湾市場ではエヌビディア株高を受け半導体を中心にハイテク株が上昇。トランプのBRICSいじめを嫌気してインド株は軟調。
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