NYプラチナ市況=プラチナが反発、パラジウムは続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/10)  1388.9     1439.8      1381.7      1412.5    + 27.2
         (26/ 1)  1390.0    1442.0      1386.8      1415.4    + 26.2
 パラジウム  (25/ 9)  1145.00    1215.00     1134.00     1197.40   + 55.90
         (25/12)  1160.00    1225.00     1151.50     1209.10   + 54.60
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          40,766         27,840        92,399       (+    642)
 パラジウム          7,825          5,230        20,815       (+     83)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          44,650.64  + 192.34
     前日  146.31/33   1.1722/24   ・ナスダック         20,630.66  +  19.32
     本日  146.23/25   1.1698/99   ・10年米国債利回り      4.35  +   0.01
・NY原油  (25/ 8)   66.57 - 1.81  ・SPDR保有金残高    947.37  +   0.86
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムは続伸。前日比はプラチ
ナが24.3〜27.2ドル高、中心限月の10月限が27.2ドル高、パラジウムは
54.60〜56.10ドル高、中心限月の9月限は55.90ドル高。
 プラチナ10月限は反発。時間外取引では、金堅調につれ高となった。欧州時間に入
ると、買い戻し主導で上昇した。日中取引では、米新規失業保険申請件数の減少に上値
を抑えられたが、押し目は買われた。
 パラジウム9月限は他の貴金属の堅調を受けて買い戻し主導で上昇した。
 プラチナ10月限は時間外取引を1381.7〜1421.1ドルのレンジで推移
し、前日比25.0ドル高の1410.3ドルとなった。10月限は高寄りしたのち、
金堅調につれ高となった。欧州時間に入ると、買い戻し主導で上昇した。
 日中取引では、買い優勢で始まり、1439.8ドルまで上昇した。その後は、米新
規失業保険申請件数の減少に上値を抑えられたが、1406.4ドルで押し目は買われ
た。
 トランプ米大統領は銅や銅製品に対する50%の関税を8月1日に発動するとした。
一方、米新規失業保険申請件数は5000件減の22万7000件と、7週間ぶりの低
水準となった。市場予想は23万5000件だった。
 パラジウム9月限は、時間外取引を1134.00〜1182.50ドルのレンジで
推移し、前日比39.00ドル高の1180.50ドルとなった。9月限は高寄りした
のち、他の貴金属の堅調を受けて押し目を買われた。欧州時間に入ると、買い戻し主導
で上昇した。
 日中取引では、買い優勢で始まったのち、米新規失業保険申請件数の減少に上値を抑
えられた。その後は、他の貴金属の堅調を受けて1172.50ドルで押し目を買われ
ると、序盤の高値を突破し、1215.00ドルまで上昇した。
 9日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比2万9988オンス減の27
万6480オンス、パラジウムは変わらずの4万8081オンス。
今日の材料
・欧州議会は、中国政府にレアアース(希土類)輸出規制の解除を求める決議案を承認
した。
・イスラエルのカッツ国防相は、イスラエルがイランから脅威を受ければ再び攻撃する
と警告した。
・米新規失業保険申請件数は5000件減の22万7000件と、7週間ぶりの低水準
となった。市場予想は23万5000件だった。
・米セントルイス地区連銀のムサレム総裁は、トランプ政権の関税引き上げによるイン
フレへの影響が明らかになるのは年末もしくは2026年初めごろになる可能性がある
と述べた。
・英国のスターマー首相は、国賓として訪問しているフランスのマクロン大統領と会談
し、核兵器の抑止力での連携のほか、ウクライナ支援などについて合意した。
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