プラチナ午前=プラチナは反発、NY高を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ニューヨーク高を受けて買い優勢
で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられたが、押し目は
買われた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが39円安〜98円高、プラチナミニ
が42.5〜63.0円高、プラチナスポットが71円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが7797枚、プラチナミニが488枚、
プラチナスポットが880枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは金堅調につれ高】
 プラチナは金堅調につれ高となった。トランプ米大統領は銅や銅製品に対する50%
の関税を8月1日に発動するとした。また上海プラチナの出来高が増加し、中国勢の買
い意欲が強いことも支援要因である。ただ国際通貨基金(IMF)は、米大統領が新た
に発表した関税措置について状況を注視しており、世界経済見通しの不確実性は依然と
して高いとの見方を示した。株高もプラチナの支援要因だが、景気の先行き不透明感が
強まると、上値を抑える要因になりそうだ。
 プラチナ先限は6122円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因になった。円相
場は1ドル=146円台前半で円高が一服し、146円台後半の円安に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の1359.80ドルから、ドル高
が圧迫要因になったが、金堅調を受けて押し目を買われた。
 午前11時現在、プラチナは1357.62ドル、パラジウムが1135.78ドル
で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1350.50ドル、パラジウムが
1107.79ドル。
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