トウモロコシ相場は、受粉期が始まった後も産地で降雨が観測されていることが嫌気 されている。この時期に警戒されるホット・アンド・ドライは実現していない。作況報 告の数値も高止まりしているため、需給緩和見通しが強い。このまま低迷が続く見通し だが、400セント水準は値頃感もある価格水準で急落の必要性は薄れる。11日に米 農務省(USDA)需給報告が発表されることがイベントリスクになるが、米期末在庫 見通しの大きな修正は想定されていない。サプライズの有無だけ注意が必要。 大豆相場は、受粉期の天候リスクが焦点になるが、現状では産地では降雨が続いてお り、天候リスク織り込みの必要性は乏しい。ホット・アンド・ドライは回避されてい る。トウモロコシ程に強い豊作見通しにはないが、1,000セント前半で上値を抑え られよう。米バイオ燃料政策によって大豆油相場が底固いことに注意が求められる程度 になる。11日にUSDA需給報告が公表されるが、微調整に留まりやすい。サプライ ズがなければ、低迷状態が続く見通し。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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