ゴム市況=軒並み続伸、上海高や円安を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                 RSS3                      TSR20
    2025/07      2025/12       2026/06        2025/08       2026/07
  311.9  + 0.3   317.3  + 2.5   313.0  + 3.0    234.0   0.0    235.0   0.0
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    上海ゴム9月限     14,325  + 85 (午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は、軒並み続伸。寄り付きでは、上海夜間高を映し、買いが優勢とな
った。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが伸び悩みをみせたことから、売りがやや優
勢となり、期近3本がマイナスサイドに沈んだ。終盤に入ると、円安を手掛かりにしっ
かりとした展開となった。TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比0.3〜3.0円高、活発限月の12月限は同
2.5円高の317.3、期先26年6月限は同3.0円高の313.0円、総出来高
は281枚、TSR20は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は9月限のみ約定し、
同55ポイント安の1万4350ポイント、他限月は同75〜15ポイント安、総出来
高は16枚。
【12月限は直近高値を更新】
 今日のJPXゴムRSS3号は、軒並み続伸となった。活発限月の12月限は、4日
連続陽線となり、3日の高値317.4円を上抜き、一時318.5円まで上昇した。
目先、節目の320円を試すことになりそうだ。同水準を上抜くと、特に目立った抵抗
線が見当たらない中。5月27日の高値323.0円や節目の325円を意識した展開
になる。
 ただ、現状、ゴムのファンダメンタルズからは積極的に買い進む材料は見当たらな
い。産地相場も小動きとなっている。上海ゴムやJPXゴムRSS3号の上昇は、投機
的な動きがとても強いとみる。円安や株高といった支援材料がなくなれば、利食い売り
から地合いを緩める可能性がありそうだ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号が12月限のみ約定し、0.1セント高。TS
Rは20は午前中は小幅高となったが、午後になると、売りがやや優勢となり、0.4
セント安〜0.1セント高で推移している。

 上海ゴムは上げ幅を縮小。中心限月の9月限は、夜間取引では買いが先行し、前営業
日比170元高の1万4410元で夜間取引を終えた。日中取引に入ると、序盤は高値
圏でのもみ合いとなったが、中盤に入ると上げ幅を縮小させた。終盤は小動きとなって
いる。

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