金・銀午前=金は続伸、NY高と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金は続伸。ニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安一服
やドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀もニューヨーク高と円安を受け
て買い優勢となった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が108〜170円高、金ミニが
106.0〜161.0円高、ゴールドスポットが388円高、銀が2.6〜8.5円
高。
 午前11時2分現在の出来高は、金が2万7777枚、金ミニが9299枚、ゴール
ドスポットが2362枚、銀が7枚。
【NY金はメキシコやEUへの関税率通知などが支援】
 金は米大統領の関税率通知などが支援要因になった。トランプ米大統領は、カナダに
35%の関税を課すと通知する書簡をSNSで公表した。発動は8月1日。相互関税の
通知を受けていない貿易相手国・地域に関して、 15〜20%の税率になると示唆し
ている。米大統領は12日、メキシコと欧州連合(EU)に8月1日から30%の関税
を適用すると発表した。メキシコとEUは交渉に取り組む姿勢を示している。
 米国家経済会議(NEC)のハセット委員長は、連邦準備理事会(FRB)は首都ワ
シントンの本部改修費用に関して多大な説明責任があると指摘した上で、状況によって
はトランプ大統領がパウエルFRB議長を解任する権限を得ることになるとの見方を示
した。
 金先限は6月24日以来の高値1万6100円を付けた。ニューヨーク高や円安が支
援要因になった。円相場は1ドル=147円台半ばで円安が一服した。銀先限は
182.0円まで上昇した。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、上げ一服。前週末の海外市場では、米大統領がカナダに対
する関税率通知を発表したことを受けて買い優勢となった。アジア市場では、米大統領
のメキシコと欧州連合(EU)に対する関税率通知を受けて3372ドル台まで上昇し
たのち、上げ一服となった。
 午前11時現在、金が3358.96ドル、銀は3859セントで推移。前営業日の
大引け時点は金が3339.57ドル、銀が3739セント。

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