大阪9月限 日経225先物 39660 +250 (+0.63%) TOPIX先物 2826.0 +3.0 (+0.10%) 日経225先物(9月限)は前日比250円高の3万9660円で取引を終了。寄り付きは3万9560円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9515円)にサヤ寄せする形で買いが先行した。買い一巡後は前場中盤にかけて軟化し、3万9380円まで売られる場面もみられた。 前場終盤にかけてロング優勢となり3万9640円まで買われ、直後に3万9430円まで上げ幅を縮めるなど、狭いレンジでの推移ながら値動きの荒さが目立った。ランチタイム以降は、3万9410円~3万9510円辺りで保ち合いを継続。後場中盤にリバウンドの動きが強まり、引けにかけて3万9680円まで買われる場面もみられた。 日経225先物は、概ね3万9500円を中心とした、上下のオプション権利行使価格の3万9375円から3万9625円での推移となった。ランチタイム以降はショートを仕掛ける動きが意識されていたが、3万9400円辺りを割り込むことができず、後場半ば以降のショートカバーにつながった形である。 20日の参議院選挙の情勢では、自民・公明の与党で過半数を維持できるか微妙と報じられており、ショートが入りやすい需給であろう。一方、石破茂首相が大坂・関西万博のイベント参加のために来日するベッセント米財務長官と会談する方向で調整に入ったと報じられるなかでは、ショートを仕掛けにくくさせる。 また、15日の米国では6月の消費者物価指数(CPI)の発表が予定されているほか、シティグループやウェルズ・ファーゴ など大手銀行の決算発表が本格化することもあり、引けにかけてのカバーにつながったようだ。 日経225先物は、25日移動平均線(3万9190円)とボリンジャーバンドの+1σ(3万9890円)とのレンジをキープしている。週間形状では+1σ(3万9390円)で下げ止まりをみせており、同バンドで底堅さがみられるようだと、リバウンド狙いの動きが意識されてきそうだ。 NT倍率は先物中心限月で14.03倍に上昇した。前場は支持線として意識されていた25日線(13.96倍)を割り込み、13.90倍まで低下する場面もみられた。その後は前引けにかけて25日線を挟んでの推移となったが、後場終盤はリバランスの流れからNTショートの巻き戻しが強まり、200日線(14.03倍)水準を捉えてきた。200日線を突破してくると、NTロングに振れやすくなろう。 手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万4986枚、ソシエテジェネラル証券が9331枚、サスケハナ・ホンコンが3825枚、JPモルガン証券が2007枚、モルガンMUFG証券が1906枚、SBI証券が1782枚、バークレイズ証券が1666枚、日産証券が1479枚、楽天証券が1004枚、松井証券が880枚だった。 TOPIX先物はABNクリアリン証券が1万6059枚、ソシエテジェネラル証券が1万5374枚、バークレイズ証券が5908枚、JPモルガン証券が5049枚、モルガンMUFG証券が3446枚、ゴールドマン証券が1605枚、シティグループ証券が1172枚、ビーオブエー証券が1052枚、サスケハナ・ホンコンが668枚、野村証券が601枚だった。 株探ニュース
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