LME市況=アルミが続落、銅・ニッケルはドル高が圧迫要因も買戻しで反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,579.02  -    9.58     2,580.50  -   11.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,597.23  +   40.30     9,645.50  +   26.50
    ニッケル      14,935.19  +   86.01    15,146.00  +   82.00
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 アルミ3カ月物は続落。2596.50ドルで小反発して取引を開始。欧州の時間帯
を終えるまでは2588ドルを下値支持線とする高もみとなったが、欧米株安に加え、
ドル高傾向となったことで米国の時間帯に下値模索に転じて一時2574.50ドルの
安値まで下落。前日の安値2574ドルに近付いたことで終盤には買い戻されたが、プ
ラスサイド回復には至らなかった。
 銅3カ月物は反発。9634ドルで反発して寄り付いた後は9600〜9650ドル
の限られたレンジ内を中心に高下した。米トランプ政権による銅の輸入関税大幅引き上
げによる米国の銅需要への影響が警戒される一方で今月8日に大きく値を落とした後に
反発に転じておりチャート面から9600ドル前後が下値支持線として意識されるなか
3日続落となった直後で買い戻す動きが見られ、堅調に終えた。6月の米消費者物価指
数(CPI)が事前予想より強気の数字ととられドル高となったことが圧迫要因。
 ニッケル3カ月物は反発。1万5075ドルで小反発で取引を開始した後は1万
5100ドルの節目が上値抵抗線として意識される低迷場面が続いたが、終盤にはこれ
までの下落の後で買い戻す動きが広がり一気に浮上し1万5250ドルの高値を記録。
高値圏を保ったまま引けを迎えた。
今日の材料
・15日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は反落、14.65ポイント安の3504.00ポイント。
・欧州株は下落。英FTは6月の米消費者物価指数(CPI)を受けて米利下げ期待が後
 退し、売り注文が優勢となった。独DAXは金融株の下げが目立った。
・6月の米消費者物価指数(CPI)
 結果 0.3%
 予想 0.3% 前回 0.1%(前月比)
 結果 2.7%
 予想 2.6% 前回 2.4%(前年比)
 結果 0.2%
 予想 0.3% 前回 0.1%(食品・エネルギー除くコア・前月比)
 結果 2.9%
 予想 2.9% 前回 2.8%(食品・エネルギー除くコア・前年比)
・7月のニューヨーク連銀製造業景気指数
 結果 5.5
 予想 -10.0 前回 -16.0(ニューヨーク連銀製造業景気指数)
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=149円を試すまで上昇。ユーロドルは6月24日以来の
 高値となる1ユーロ=1.1590ドルまで下落。
・米国株はニューヨークダウが436.36ドル安で反落。ナスダック指数は37.47ポイント
 高(0.18%高)。
・ニューヨーク貴金属はパラジウムを除き下落。ニューヨーク原油は続落。
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