NYプラチナ市況=プラチナが続落、パラジウムは反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/10)  1417.3     1439.4      1402.3      1413.1    -  4.9
         (26/ 1)  1418.9    1441.4      1406.7      1416.7    -  5.0
 パラジウム  (25/ 9)  1237.50    1280.00     1206.50     1249.80   +  8.60
         (25/12)  1248.00    1284.50     1230.00     1261.70   +  9.20
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          26,025         34,340        93,538       (-    125)
 パラジウム          5,201          9,151        19,957       (-    352)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          44,023.29  - 436.36
     前日  147.75/77   1.1663/65   ・ナスダック         20,677.80  +  37.47
     本日  148.80/82   1.1603/05   ・10年米国債利回り      4.49  +   0.06
・NY原油  (25/ 8)   66.52 - 0.46  ・SPDR保有金残高    947.64      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続落、パラジウムは反発。前日比はプラチ
ナが5.4〜4.4ドル安、中心限月の10月限が4.9ドル安、パラジウムは
8.50〜9.60ドル高、中心限月の9月限は8.60ドル高。
 プラチナ10月限は続落。時間外取引では、ドル安や金堅調を受けて押し目を買われ
た。欧州時間に入ると、戻りを売られたが、買い戻されて下げ一服となった。日中取引
では、買われる場面も見られたが、予想以上の米消費者物価指数(CPI)や金軟調を
受けて売り優勢となった。
 パラジウム9月限は買い戻される場面も見られたが、予想以上の米消費者物価指数
(CPI)や他の貴金属の軟調を受けて戻りを売られた。
 プラチナ10月限は時間外取引を1405.6〜1431.7ドルのレンジで推移
し、前日比9.1ドル高の1427.1ドルとなった。10月限は安寄りしたのち、ド
ル安や金堅調を受けて押し目を買われた。欧州時間に入ると、戻りを売られたが、買い
戻されて下げ一服となった。
 日中取引では、買い戻されて1439.4ドルまで上昇した。その後は、予想以上の
米消費者物価指数(CPI)や金軟調を受けて売り優勢となった。時間外取引の安値を
割り込み、1402.3ドルまで下落した。
 6月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.3%上昇し、前月の0.1%上昇か
ら加速、1月以来の大幅な上昇となった。トランプ米政権の関税措置がインフレに影響
し始めていることが示唆され、米連邦準備理事会(FRB)は9月まで様子見姿勢を維
持する可能性がある。
 パラジウム9月限は、時間外取引を1206.50〜1264.00ドルのレンジで
推移し、前日比19.30ドル高の1260.50ドルとなった。9月限は安寄りした
のち、ドル安や他の貴金属の堅調が下支えになった。欧州時間に入ると、戻りを売られ
たが、買い戻されて下げ一服となった。
 日中取引では、買い戻されて1280.00ドルまで上昇した。その後は、予想以上
の米消費者物価指数(CPI)や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となり、
1236.00ドルまで下落した。
 14日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの27万6431
オンス、パラジウムは変わらずの4万8081オンス。
今日の材料
・7月の独ZEW景気期待指数は52.7と、前月の47.5から上昇し、市場予想の
50.3も上回った。ZEWのワムバッハ所長は「過去2カ月間の力強い改善を受け、
前向きな心理がより確かなものとして定着しつつある」と述べた。
・6月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.3%上昇し、前月の0.1%上昇か
ら加速、1月以来の大幅な上昇となった。トランプ米政権の関税措置がインフレに影響
し始めていることが示唆され、米連邦準備理事会(FRB)は9月まで様子見姿勢を維
持する可能性がある。前年比は2.7%上昇、5月は2.4%上昇だった。市場予想は
前月比0.3%上昇、前年比2.6%上昇だった。
・トランプ米大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアの首都モスクワを攻
撃するべきではないと述べた。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。