プラチナ市況=プラチナは期先が続落、先限が一時小幅高も買い続かず

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/08          2026/06    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,992    +21    16,091   + 6  : 3,339.90   -18.37
銀          180.0    0.0     183.0  -1.0  : 3,787.00   -44.00
プラチナ     6,436    +87     6,090   -13  : 1,382.30    +3.74
パラジウム   5,600      0     5,600     0  : 1,200.03    +2.26
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    148.69   +1.00  ユーロ・ドル相場   1.1623  -0.0059
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが期近高も期先は続落。ニューヨーク安を
受けて売り優勢で始まった。その後は、買い戻される場面も見られたが、戻りは売られ
た。先限は正午前に25円安で推移。午後に入ると、金が小高く推移したこと、ドル建
て現物相場の堅調推移で期近高に支援され、一時、小高くなったが、買いは続かず、2
ケタ安で引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが21円安〜87円高、プラチナスポットが
17円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが5602枚、プラチナミニが1954枚、プラチナスポッ
トが637枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはトランプ関税、不透明で気迷い商状の1日】
 プラチナ先限は6066〜6140円での取引となり、昨日のレンジか内での取引と
なった。午前中に6066円まで軟化したが、買い拾われ戻り歩調となったが6110
円で頭打ちとなり、終盤は前日の終値水準でもみあい後にジリ安。期近8月限と先限の
逆ザヤは346円まで拡大。セオリー通り、逆ザヤに売りなしになるかに注目。
 出来高(標準)が5000枚台にとどまり、明らかに見送りムードが強くなってい
る。9日に1万2000枚台を記録したが、13日以降は1万枚割れ。東京時間でも1
ドル=149円台を試す円安となったが、反応薄。
 8月1日からトランプ米大統領が各国に対し、関税を課すると表明しているが、交渉
の余地を残しており、不透明感が強く、日経平均株価と同様に気迷い商状の1日となっ
た。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の1361.05ドルから、ドル安を受
けて買い優勢となった。午後になり、上昇となり、午後4時過ぎに1388ドル台の高
値をつけた。
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