【場況】 金は反落。円高を受けて売り優勢で始まった。その後は軟調となる場面も見られた が、円高一服やドル建て現物相場の押し目を買われたことが下支えになった。銀は2月 限が小幅安となった。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が43〜5円安、金ミニが53.5〜 11.0円安、ゴールドスポットが245円高、銀が0.1円安。 午前11時2分現在の出来高は、金が2万8587枚、金ミニが5492枚、ゴール ドスポットが994枚、銀が1枚。 【NY金は米FRB議長解任報道の混乱が支援】 金は米大統領の連邦準備理事会(FRB)議長解任報道の混乱が支援要因になった。 トランプ米大統領がパウエルFRB議長の解任に「オープン」と伝えられた。その後、 米大統領は、FRB議長を解任する計画はないと述べた。解任の可能性について15日 に共和党議員らと意見を交わしたことを認めた。 6月の米生産者物価指数(PPI)は、前月比横ばい、前年比2.3%上昇だった。 輸入関税による商品価格の上昇がサービス部門の価格下落で相殺された。市場予想の前 月比0.2%上昇を下回った。一方、米地区連銀経済報告(ベージュブック)で、5月 下旬から7月上旬にかけて経済活動が小幅に拡大したとの認識が示された。物価につい ては、各地区で上昇したとの認識が示された。 金先限は夜間取引で1万6010円まで下落した。円高が圧迫要因になった。円相場 は1ドル=147円前後まで円高に振れた。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、米大統領の連邦準備理事会 (FRB)議長解任報道の混乱を受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の 3348.47ドルから、ドル高を受けて売り優勢となったが、ドル高が一服すると、 3337ドル台で押し目を買われた。 午前11時現在、金が3344.03ドル、銀は3796セントで推移。前営業日の 大引け時点は金が3339.90ドル、銀が3787セント。 MINKABU PRESS
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