NYプラチナ市況=続伸、株高で押し目を買われる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/10)  1437.4     1495.6      1425.3      1472.1    + 37.1
         (26/ 1)  1444.8    1497.4      1430.0      1475.3    + 36.9
 パラジウム  (25/ 9)  1292.00    1323.00     1252.50     1301.60   + 12.90
         (25/12)  1305.50    1327.50     1264.00     1312.00   + 12.00
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          33,330         25,540        88,744       (-  2,974)
 パラジウム          5,350          4,272        19,872       (+      5)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          44,484.49  + 229.71
     前日  147.87/89   1.1641/43   ・ナスダック         20,884.27  + 153.78
     本日  148.60/62   1.1596/98   ・10年米国債利回り      4.46  +   0.01
・NY原油  (25/ 8)   67.54 + 1.16  ・SPDR保有金残高    950.79  +   3.15
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は続伸。前日比はプラチナが35.2〜37.3ドル
高、中心限月の10月限が37.1ドル高、パラジウムは11.60〜13.00ドル
高、中心限月の9月限は12.90ドル高。
 プラチナ10月限は続伸。時間外取引では、押し目を買われる場面も見られたが、ド
ル高や金軟調に上値を抑えられた。欧州時間に入ると、買い戻されて下げ一服となっ
た。日中取引では、予想以上の米小売売上高が圧迫要因になったが、株高を受けて押し
目を買われると、テクニカル要因の買いを巻き込んで上値を伸ばした。
 パラジウム9月限は予想以上の米小売売上高が圧迫要因になったが、株高を受けて押
し目を買われた。
 プラチナ10月限は時間外取引を1425.3〜1446.1ドルのレンジで推移
し、前日比4.3ドル高の1439.3ドルとなった。10月限は高寄りしたのち、押
し目を買われる場面も見られたが、ドル高や金軟調に上値を抑えられた。欧州時間に入
ると、買い戻されて下げ一服となった。
 日中取引では、予想以上の米小売売上高が圧迫要因になり、1427.2ドルまで下
落した。その後は、ドル高一服や株高を受けて押し目を買われると、テクニカル要因の
買いを巻き込んで上値を伸ばし、1495.6ドルまで上昇した。
 6月の米小売売上高は前月比0.6%増だった。5月の0.9%減から予想以上に回
復し、経済が勢いを取り戻しつつあることを示唆した。
 パラジウム9月限は、時間外取引を1261.00〜1295.00ドルのレンジで
推移し、前日比9.20ドル安の1279.50ドルとなった。9月限は高寄りしたの
ち、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、買い戻されて下げ一服とな
った。
 日中取引では、予想以上の米小売売上高が圧迫要因になり、1252.50ドルまで
下落した。その後は、ドル高一服や株高を受けて押し目を買われ、1323.00ドル
まで上昇した。
 16日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの27万6431
オンス、パラジウムは変わらずの4万8081オンス。
今日の材料
・ドイツ連邦銀行のナーゲル総裁は、トランプ米大統領が示す欧州連合(EU)からの
輸入品への30%の関税措置について「8月から発動された場合、2025年にドイツ
が景気後退に陥る可能性も否定できない」と警告した。
・5月の米企業在庫は前月から横ばいで推移し、市場予想と一致した。横ばいは2カ月
連続で、第2四半期の国内総生産(GDP)を在庫が押し下げる可能性があることを示
唆した。
・6月の米小売売上高は前月比0.6%増だった。5月の0.9%減から予想以上に回
復し、経済が勢いを取り戻しつつあることを示唆した。連邦準備理事会(FRB)は輸
入関税によるインフレへの影響を見極める間、利下げを延期できる根拠が示された。
・米連邦準備理事会(FRB)のクグラー理事は、トランプ政権の関税措置の影響が消
費者物価に波及し始める中、FRBは「当面」金利を引き下げるべきではないという見
解を示した。
・6月の米輸入物価指数は前月比0.1%上昇した。エネルギー製品の価格低下により
小幅な上昇にとどまったものの、関税に起因するインフレ上昇を反映する形で消費財価
格が上昇した。
・米新規失業保険申請件数は7000件減少し、22万1000件となった。市場予想
は23万5000件だった。
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