●論点解説金、ボックス相場を継続中=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金相場は横ばい気味の展開が続いている。16日はトランプ米大統領がパウエル米連
邦準備制度理事会(FRB)議長の解任に動くとの観測で買われていたが、17日はド
ルの反発もあって調整売り優勢の展開になった。6月米小売売上高が堅調な数値になっ
た影響も指摘されているが、ニューヨークタイムは逆に押し目買い優勢であり、主に下
げたのはドルが反発したアジア・欧州タイムだった。ドル相場の動向に対する関心の高
さが窺えるが、通商リスクで大きく買い進むような動きも、利下げ先送り観測で大きく
売りこむような動きもみられず、ボックス相場に居心地の良さを感じている向きが多い
ことが窺える。プラチナ相場はリースレートの急伸が続いていることで年初来高値を更
新しているが、金相場は持高調整の消化が優先されている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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