【↓】日経平均 大引け| 反落、一時4万円回復も半導体株下落響く (7月18日)

配信元:株探
著者:Kabutan
日経平均株価
始値  40072.39
高値  40087.59
安値  39745.42
大引け 39819.11(前日比 -82.08 、 -0.21% )

売買高  14億8535万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆45億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は82円安と反落、一時4万円回復も値を消す展開
 2.前日の米市場ではNYダウが上昇し、ナスダック指数は最高値
 3.ディスコなど半導体関連株の下落が響き全体相場を押し下げる
 4.明日から3連休で20日には参院選があることから様子見姿勢も
 5.三菱重やIHIが安くトヨタやスズキが軟調、セブン&アイが続落

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比229ドル高と続伸した。米小売売上高が改善し米景気の底堅さを好感する買いが優勢となった。

 東京市場では、日経平均株価は反落。朝方には一時4万円台を回復したが、半導体関連株の下落などが響き値を消す展開となった。

 前日の米株式市場では、NYダウは続伸し、ナスダック指数は最高値を更新した。米国株が上昇した流れを受け、東京市場は買い先行となり日経平均は4万円台を回復してスタート。寄り付き直後に一時4万0087円まで値を上げた。しかし、買い一巡後は売りに押され、午前10時過ぎ以降はマイナス圏に値を消す展開となった。前日決算を発表し7~9月期の減益見込みを明らかにしたディスコ<6146>が急落したほか、アドバンテスト<6857>など半導体関連株が下落したことが全体相場を押し下げた。後場に入ってからは、3万9800円前後での一進一退が続き、午後1時過ぎには3万9745円まで売られる場面があった。明日からは3連休で20日には参院選があることからポジション調整や利益確定売りが優勢で様子見姿勢も強かった。

 個別銘柄では、三菱重工業<7011>や、IHI<7013>が安く、サンリオ<8136>やファーストリテイリング<9983>が軟調。トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>、スズキ<7269>が下落し、セブン&アイ・ホールディングス<3382>が続落。三菱商事<8058>やソニーグループ<6758>が値を下げた。

 半面、フジクラ<5803>や良品計画<7453>が高く、レーザーテック<6920>やソフトバンクグループ<9984>が値を上げた。日立製作所<6501>や古河電気工業<5801>が堅調。SBIホールディングス<8473>が買われ、荏原<6361>や日本製鋼所<5631>、ゆうちょ銀行<7182>が上昇した。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、中外薬 <4519>、東エレク <8035>、TDK <6762>、コナミG <9766>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約140円。うち108円はSBG1銘柄によるもの。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、ディスコ <6146>、ファストリ <9983>、ソニーG <6758>、テルモ <4543>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約205円。うち140円はアドテスト1銘柄によるもの。

 東証33業種のうち上昇は11業種。上昇率の上位5業種は(1)情報・通信業、(2)証券・商品、(3)非鉄金属、(4)食料品、(5)電気・ガス。一方、下落率の上位5業種は(1)医薬品、(2)繊維製品、(3)建設業、(4)ゴム製品、(5)小売業。

■個別材料株

△Hmcomm <265A> [東証G]
 水道インフラ老朽化対策で実証実験。
△デジプラ <3691> [東証G]
 資金移動業に対応した「デジタルウォレット」を9月までにリリース。
△ノリタケ <5331> [東証P]
 ストラテジックキャピタルの5%超保有で思惑。
△美濃窯 <5356> [東証S]
 「日経モーニングプラスFT」で紹介される。
△ワイエイシイ <6298> [東証P]
 米社との毛髪解析の新サービス開始が株価刺激。
△日立 <6501> [東証P]
 関税の影響受けにくい企業の筆頭と取り上げられる。
△コンヴァノ <6574> [東証G]
 8月1日を基準日として1株を10株に株式分割へ。
△FDK <6955> [東証S]
 水素貯蔵タンク用の新材料を開発。
△Aクリエイト <8798> [東証P]
 SBI <8473> などへの割当増資を実施。
△スマサポ <9342> [東証G]
 株主優待制度を新設へ。

▼スターシーズ <3083> [東証S]
 系統用蓄電池事業に参入発表も利益確定売り。
▼ディスコ <6146> [東証P]
 中間期減配・7~9月期減益予想をネガティブ視。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)Aクリエイト <8798>、(2)YTL <1773>、(3)宮越HD <6620>、(4)ノリタケ <5331>、(5)WOWOW <4839>、(6)Jテック・C <3446>、(7)大分銀 <8392>、(8)SBG <9984>、(9)パルHD <2726>、(10)Bガレージ <3180>。
 値下がり率上位10傑は(1)ディスコ <6146>、(2)東京製鉄 <5423>、(3)東洋エンジ <6330>、(4)GMOインタ <4784>、(5)ヨシムラHD <2884>、(6)ミガロHD <5535>、(7)トレファク <3093>、(8)ギフトHD <9279>、(9)アドテスト <6857>、(10)プロレド <7034>。

【大引け】

 日経平均は前日比82.08円(0.21%)安の3万9819.11円。TOPIXは前日比5.33(0.19%)安の2834.48。出来高は概算で14億8535万株。東証プライムの値上がり銘柄数は543、値下がり銘柄数は1037となった。東証グロース250指数は738.11ポイント(9.63ポイント安)。

[2025年7月18日]


株探ニュース

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