今週のドル高や円安の動きは一服、週末控えた調整の動きで ドル円148円台半ば=ロンドン為替概況 ロンドン市場は、円売りが先行した後はドル売りに転じている。ドル円は東京市場からの上昇を受けて、ロンドン序盤にかけて高値を148.89近辺まで伸ばした。しかし、その後は全般的なドル売り圧力とともに148.50付近へと押し戻されている。ユーロドルはドル売りが一段と強まり高値を1.1646近辺に更新。ポンドドルも1.3452近辺に更新している。対ユーロではポンドは軟調な流れとなっている。ユーロ円が173.11近辺まで買われた後の下げが限定的なのに対し、ポンド円は199.98近辺まで買われたあとは、200円の大台が意識されて199.50付近まで一時反落した。米10年債利回りは4.43%付近まで低下したあとも、前日比マイナス圏で推移している。欧州株は続伸しており、堅調さを維持している。総じて今週のドル高や円安の動きが一服しており、週末を控えた調整の面もあるようだ。 ドル円は148円台半ばでの取引。東京朝方に148.29近辺まで下押しされた後は買いに転じている。ロンドン序盤にかけて高値を148.89近辺まで伸ばした。しかし、ロンドン時間に入ってからは次第に上値が重くなっている。足元では148.50付近へと反落している。米10年債利回りは4.43%付近と前日比マイナス圏で推移している。ロイターが、日銀は米関税の影響に関する不確実性を警告するものの、より楽観的な見方を示す可能性、と報じたが円買い反応はほどんど見られず。 ユーロドルは1.16台前半での取引。東京朝方の1.1592近辺を安値に、東京午前には1.1630台まで買われた。その後は小幅の調整売りも入ったが、ロンドン時間には再び堅調に推移。高値を1.1646近辺に伸ばしている。ユーロ円は東京市場からの上昇が継続。東京早朝の172.24近辺を安値に172円台後半に上昇。ロンドン時間にはさらに買われ、高値を173.11近辺に伸ばしている。対ポンドでもユーロ買いが優勢。 ポンドドルは1.34台半ばでの取引。東京市場で1.3410台から1.3440付近で上下動したあと、ロンドン朝方には1.3411近辺まで安値を広げた。その後は上昇に転じると高値を1.3450台へと伸ばしている。ポンド円は東京朝方の199.19近辺を安値に買われている。ロンドン朝方には199.98近辺まで買われた。200円の節目を付けきれず、その後は199.50台まで押し戻された。足元では199円台後半と下げも一服。ユーロポンドは東京朝方の0.8639近辺を安値に、ロンドン序盤には高値を0.8664近辺に更新している。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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