大豆週間展望=需要増加見込みで下値は堅く推移か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
               [7月21日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)            7月14日 〜7月21日
<東京一般>     始 値    高 値      安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000    64,000      64,000   64,000     0
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<シカゴ>18日終値  前週末比    |7月13日現在の米国産大豆の作柄報告
      25/ 8 1,027.75  +23.50   | 開花 47%(前週32%、前年49%、平年47%)
    25/11 1,035.75  +28.50   |着サヤ15%(前週 8%、前年17%、平年14%)
                                |「良」以上:70%(前週66%、前年68%)
                                |「劣」以下: 5%(前週 7%、前年 8%)
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 148.78円  前週末比 1.99円の円安
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【前週のレビュー】シカゴ大豆期近11月限は需給報告で生産の下方修正なければ豊作
見通しが重石となり、1000セント台前半で頭重い動きが続くと予想されるとした。
【シカゴ大豆は需給引き締まり観測で地合いを引き締める】
 シカゴ大豆11月限は今週に入ってから地合いを引き締めて1020セント台を回復
している。米産地では天候に恵まれて順調な生育が続いており、作柄も良好を保ってい
る。大豆にとって生産量に大きく影響する時期は8月のため、まだ時期尚早とも言える
ものの早くも豊作見通しが強い。
 ただ、米環境保護庁(EPA)によるバイオ燃料混合義務量の引き上げに伴う大豆需
要の増加が見込まれていることや米中間の貿易摩擦も落ち着いた状態を維持しているこ
とで需給引き締まり観測が強い。
 7月半ばにかけて値を落とした後に反発に転じるなどチャート面でも目先の安値確認
と見られるだけに、下値は堅く推移か。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
21日 ●海の日
    米景気先行指数 2025年6月(カンファレンスボード)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
    米国産コーン・大豆作柄報告(USDA)
22日 NZ貿易収支 2025年6月(NZ統計局)
23日 米中古住宅販売統計 2025年6月(全米不動産協会)
24日 ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2025年7月速報(Markit)
    ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2025年7月速報(Markit)
    欧州中央銀行理事会結果公表(ECB)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米新築住宅販売 2025年6月(商務省)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
25日 英小売売上高 2025年6月(国立統計局)
    独景況感指数 2025年7月(ifo)
    米耐久財受注 2025年6月速報値(商務省)
    建玉明細報告(CFTC)
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     ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。












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