ゴム相場は、夜間取引の引けと比べ、水準をやや引き上げて寄り付きそうだ。 上海ゴム夜間取引は、中心限月の9月限が前営業日比45元高の1万5075元。 ドル円は1ドル=146.70円前後とJPXゴムRSS3号の22日の夜間取引の引 け時と比べ、1円前後の円高で推移している。 22日のNYダウ工業株30種平均株価は前営業日比179ドル高、ナスダック総合 株価指数は同0.39%安、NY原油期近8月限は同0.99ドル安の66.21ドル となった。 今日のJPXゴムRSS3号の寄り付きでは、上海夜間がしっかりと推移したことを 受けて、買いがやや優勢で推移しそうだ。ただ、過去10営業日で陰線が一本しかな く、買い過熱感がある。調整安には注意したい。 ゴムRSS3号の活発限月の期中12月限は、330.0〜331.0円前後で寄り 付くと予想する。今日の予想レンジは325.0〜335.0円前後としたい。期先 26年6月限は330.0〜331.0円前後で寄り付くと予想する。 TSR20の期先26年7月限は248.0〜252.0円前後で寄り付くとみる。 本日の予想レンジは246.0〜254.0円前後と考えたい。 上海天然ゴム先物の期近9月限は、1万5075ポイント付近で寄り付くとみる。 【7月22日のゴム・レビュー】 ゴムRSS3号は軒並み続伸。寄り付きは、上海ゴム夜間取引の上昇を背景に7月当 限を除き上昇。1ドル=147円台の円高が圧迫要因ながら、序盤から上げ幅を拡大す る限月が目立った。 高値警戒感から期中12月限は、午前10時前から上げ幅を縮小も正午前に1.9円 高で推移。午後になり、12月限を含め、複数の限月が売り優勢となる場面があった が、後半から終盤に上海ゴムが上げ幅を拡大し、3ケタ高となると、地合いを引き締め た。7月当限もプラスサイドに反転。 TSR20は出来ず。上海天然ゴム先物は3ケタ高。 大引けのRSS3号は、前営業日比0.6〜6.8円高、活発限月の12月限は同 2.8円高の331.9円、期先26年6月限は同5.0円高の330.0円、総出来 高は636枚、TSR20は全限が同6.0円高。上海天然ゴム先物は9、1月限が約 定し、260〜305ポイント高。5月限は帳入値が280ポイント高、総出来高は 24枚。 夜間取引のRSS3号は、軟調。前営業日比4.8〜1.4円安。活発限月の12月 限は同1.9円安の330.0円、期先6月限は出来ず、総出来高は35枚。TSR2 0は出来ず。上海天然ゴム先物も出来ず。 【ゴムRSS市場の投資部門別取引状況(単位=枚)】 自 己 委 託 法 人 個 人 海外投資家 証券会社 07月第2週 + 20 - 20 + 21 - 26 - 15 0 07月第1週 + 1 - 1 + 15 - 47 + 30 + 1 06月第4週 - 37 + 37 + 30 - 53 + 62 - 2 06月第3週 + 14 - 14 + 80 - 11 - 82 - 1 (注 数値はネット、+は買い越し、-は売り越し) 【ゴムTSR20市場の投資部門別取引状況(単位=枚) 自 己 委 託 法 人 個 人 海外投資家 証券会社 07月第2週 0 0 0 0 0 0 07月第1週 0 0 0 0 0 0 06月第4週 0 0 0 0 0 0 06月第3週 0 0 0 0 0 0 (注 数値はネット、+は買い越し、-は売り越し) 【上海天然ゴム先物市場の投資部門別取引状況(単位=枚) 自 己 委 託 法 人 個 人 海外投資家 証券会社 07月第2週 - 10 + 10 0 - 20 + 30 0 07月第1週 - 32 + 32 0 10 22 0 06月第4週 - 10 + 10 + 1 0 9 0 06月第3週 - 2 + 2 - 2 - 1 + 5 0 <今日の予定> ◆ 日本 ◆ 【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟) ◆ アメリカ ◆ 【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA) 【経済】23:00 中古住宅販売統計 2025年6月(全米不動産協会) 【工業】23:30 週間石油統計(EIA) MINKABU PRESS
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