[今日の視点]石油=下落へ、追加関税による景気悪化を警戒

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は下落へ。2025年12月限で400〜600円安程度を想定する。ニュ
ーヨーク原油は続落したほか、円相場が1ドル=146円後半で円高・ドル安推移して
いることが重し。
 トランプ米政権が関税を発動させる期日である8月1日を控えて、世界的な景気悪化
や需要下振れ懸念が強まっている。ベッセント米財務長官の発言からすれば、この期限
が延期されることはなさそうで、交渉の行方を見守るムードが強まっている。ただ、米
国の追加関税が発動するまで1週間程度しかなく、残された時間はあまりない。中国と
の協議が順調に進んでいる様子であることは下支え要因だが、来週にかけて上値の重い
展開が続くか。ただ、日量700万バレル規模のロシア産石油の輸出動向も気にかけな
ければならず、売りは続きにくいだろう。
 時間外取引でニューヨーク原油9月限は前日比0.21ドル高の65.52ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは65.44〜65.60ドル。
<今日の予定>
◆ ニュージーランド ◆
【経済】07:45 貿易収支 2025年6月(NZ統計局)
◆ アメリカ ◆
【工業】7/23 05:30 週間石油統計(API)
【納会】--:-- WTI原油 2025年8月限(NYMEX)
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