アジア株は下落、米中進展は織り込み済み 市場の関心はFOMCや中国PMIに あすは豪CPI

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株は下落、米中進展は織り込み済み 市場の関心はFOMCや中国PMIに あすは豪CPI

東京時間14:00現在
香港ハンセン指数   25294.52(-267.61 -1.05%)
中国上海総合指数  3595.19(-2.75 -0.08%)
台湾加権指数     23172.39(-240.59 -1.03%)
韓国総合株価指数  3222.63(+13.11 +0.41%)
豪ASX200指数    8686.80(-10.91 -0.13%)
インドSENSEX30種  80754.63(-136.39 -0.17%)

アジア株は韓国を除いて下落、米中協議に関するポジティブ材料は既に織り込み済み。

市場の関心はFOMCや米GDP、中国製造業PMIに移っている。あすは第2四半期の豪CPIが発表される。前年比+2.2%と前回の+2.4%から伸びがやや鈍化することが予想されている。豪中銀が重視しているトリム平均CPIも前回の+2.9%から+2.7%に鈍化の見通し。インフレ鈍化なら8月利下げ期待は一段と高まるが、ブロック豪中銀総裁はタカ派姿勢を維持。米関税の影響や電気補助金終了に伴い年末までに豪インフレは3%を回復すると見ている。

トランプ米大統領は台湾総統がNYに立ち寄ることを拒否したとFTが報じている。トランプ氏は中国習近平国家主席との会談を実現させたいことから中国に配慮した形だ。さらに、米政権は中国への技術輸出規制を凍結したという。きのうからベッセント米財務長官と中国何副首相が協議しており、米中関税休戦の延長が期待される。トランプ氏は「中国との合意は近い。事実上、中国とは合意に達しているが今後の展開を見守りたい」とコメントしている。

韓国株は上昇。31日にベッセント米財務長官と韓国の交渉担当者が会談することから、貿易合意期待が広がっている。サムスン電子は一時およそ1年ぶり高値を付けた。米テスラと22兆8000億ウォン相当(約165億ドル)の半導体製造契約を獲得したことが引き続き材料視されている。

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