LME市況=アルミは続落、銅・ニッケルは米中関税交渉進展期待から堅調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,602.83  -   28.09     2,605.50  -   26.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,746.29  +    7.63     9,798.00  +    5.00
    ニッケル      15,110.38  +   49.84    15,316.00  +   47.00
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 アルミ3カ月物は続落。2634ドルと小幅高で寄り付いた。アジア株はまちまちだ
ったが、米中間の閣僚級関税協議の進展期待や欧州株高を映した買いを受け2707.
50ドルまで浮上。その後、米株の頭重い動きが弱材料視されて値を落とし、今月18
日以来の安値となる2601ドルまで下落した。終盤の反発力は弱く引けを迎えた。
 銅3カ月物は小幅続伸。9757ドルで売り優勢で始まったのち、9754ドルまで
小幅安となり、今月21日以来の安値をつけた。アジア株が頭重い動きとなったことが
上値抑制要因になったが、米中間の閣僚級の関税協議進展期待や欧州株高が手掛かりと
なり、9827ドルまで浮上。29〜30日開催の米公開市場委員会(FOMC)を控
えて玉整理基調が強まるなか、高値からは値を落としたが、小幅高を維持して取引を終
えた。
 ニッケル3カ月物は反発。1万5255ドルで小安く取引を開始。その後は、銅の堅
調に追随する買いを受けて1万5330ドルまで浮上。高値では転売が見られながらも
1万5300ドル台を維持し、この日の高値圏で小高く引けた。
今日の材料
・29日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は小幅続伸、11.77ポイント高の3609.71ポイント。
・欧州株は軒並み上昇。ヘルスケア株が冴えなかったが、銀行株と通信株が上昇を
 主導。
・米中が関税導入の停止期間を延長することで合意したとの報道。ベッセント財務長
 官は、トランプ大統領が最終的な判断を下すとした上で、関税措置の延長について
 は90日間が一つの選択肢になると述べた。
・7日のコンファレンスボード消費者信頼感指数
 結果 97.2
 予想 96.0 前回 95.2(93.0から修正)
・ドルは堅調に推移。ドル円は1ドル=148.80円で頭打ちながら堅調。ユーロドルは
 1ユーロ=1.1516ドルまで続落となり、6月23日以来の安値を更新。
・米国株は下落。ニューヨークダウは204.57ドル安。ナスダック指数は80.29ポイント
 安(0.38%低下)。
・ニューヨーク貴金属は金、銀が小幅高。PGM系貴金属は売り優勢。ニューヨーク原油
 は大幅続伸。

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