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ニューヨーク原油(NYMEX)
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2025/09 69.34 70.51 68.45 70.00 + 0.79
2025/10 68.38 69.36 67.51 68.93 + 0.65
2025/11 67.70 68.43 66.76 68.06 + 0.53
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
未入電 1,108,136 2,018,384 (- 298)
帳入値 前日比
ヒーティングオイル 2025/08 241.85 - 4.53
2025/09 241.06 - 3.85
改質ガソリン 2025/08 226.91 + 5.07
2025/09 220.21 + 2.62
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月が0.65〜0.79ド
ル高、その他の限月は0.03〜0.53ドル高。中心限月の9月限は0.79ドル高
の70.00ドル。
米株安にドル高進展、さらには米エネルギー情報局(EIA)の週報での原油在庫の
急増と弱材料が揃ったにもかかわらず、トランプ米大統領がロシアに対して10日以内
にウクライナと停戦で合意しないとさらに経済制裁を科す方針を示したことで急伸した
前日の騰勢を継続した。同大統領はこの日、ロシア産原油の二大輸入国のひとつ、イン
ドに対しても8月1日から25%の関税を課すことを明らかにした。またロシア産原油
の輸入に対するペナルティーとして「2次関税」を課すことも示唆している。ともにロ
シア産原油の供給減少につながるとの見方から買い煽られた。
またチャートの戻り高値更新で、売り方の踏み(損切覚悟の買い戻し)による上げ圧
力も強かった。これにより9月限自体、期近つなぎ足ベースともに6月23日以来の
70ドル台乗せとなった。
9月限は、アジアの時間帯の時間外取引では69ドル台前半で推移。欧州の時間帯に
はいったん下落して、そこでこの日の安値となる68.45ドルを付けた。しかしその
後は大きく戻して米国の時間帯には70ドル台に乗せた。高値は70.51ドルまであ
った。
トランプ米大統領はこの日、インドからの輸入品に8月1日から25%の関税を課す
と明らかにした。また同国がロシア産原油を大量に輸入していることを非難して、さら
に「二次関税」を課す可能性も示唆している。
この日発表されたEIAの週報で、原油在庫が前週比769万8000バレル増と予
想外の急増となっていた。なおガソリン在庫は同272万4000バレル減少したが、
留出油は同363万5000バレル増となっていた。
原油処理量は同1690万バレルと、前週比同2万5000バレル減、稼働率も
95.4%と、今年最高だった先週の95.5%から若干低下した。
改質ガソリンは続伸、ヒーティングオイルはまちまちだが、期近の主要限月は反落。
ガソリンは原油の続伸やEIA週報での在庫減少で堅調だったが、留出油在庫が急増し
ていたヒーティングオイルは期近から軟調に引けた。
今日の材料
・インドからの輸入品に8月1日から25%の関税。また同国のロシア産原油や輸入で
「二次関税」を課す可能性も示唆=トランプ米大統領
・米原油在庫の市場予想は前週比130万バレル減
・米エネルギー情報局(EIA)の週間石油在庫統計(バレル・前週比)
原油 +769.8万(4億2669万)
ガソリン −272.4万(2億2841万)
留出油 +363.5万(1億1354万)
(クッシング地区)
原油 +69万(2255万)
*()は在庫総量
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