プラチナ市況=プラチナは大幅続落、終盤に現物相場の軟化で下げ幅拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/08          2026/06    ドル建て現物価格 15:45 現在
 金         15,804    -14    15,959     0  : 3,300.49   -24.88
 銀          176.0    0.0     176.0  -3.0   : 3,716.00   -94.00
 プラチナ     6,253   -340     5,866  -230   : 1,314.20   -75.40
 パラジウム   5,900      0     5,900     0  : 1,213.40   -37.34
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.94   -0.41  ユーロ・ドル相場   1.1554  -0.0008
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて大幅続落。ニューヨーク安を受け
て売り優勢で始まった。その後、金の下げ一服が下支えながら、先限は正午前に180
円超の下落で推移。午後に入り、いったんは下げ葉を縮小したが、終盤にドル建て現物
相場の軟化から再度、200円超の下落まで下げ幅を拡大した。26年6月先限は一代
安値を更新。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが340〜210円安、プラチナスポットが
231円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万2849枚、プラチナミニが846枚、プラチナスポ
ットが4262枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限では手じまい売りに加え、安値拾いの買い】
 プラチナ先限は夜間取引の終盤に5793円割れとなり、6月先限としての一代安値
を更新。その後、5778円まで下げ幅を拡大した。日中取引になり、5943円まで
戻したが、6000円が抵抗線となり、後半は5900円台前半から半ばでもみあいと
なった後、5860円台まで軟化して引けた。
 6月先限が一代安値を更新する下落となったが、出来高が急増しており、損切りの手
じまい売りがかなりあったもよう。一方で安値拾いの新規買いもあったとみる。金期先
が前日の終値まで戻したこと、日経平均株価が4万1000円台に乗せる上昇となった
ことがプラチナ市場での支援材料ながら、引け味は悪かった。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、下値を切り上げ。朝方の1316.00ドルから、
戻りを売られる場面も見られたが、ドル高一服が下支えになった。午前11時前から緩
やかに下値を切り上げ、午後になり、1337ドルまで反転。しかし午後3時前から再
軟化となり、1314ドル台まで急落。
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