−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 3,348.6 - 4.2 シカゴ大豆 2025/11 989.25 -6.50 NY銀 2025/ 9 3,671.2 -102.7 シカゴコーン 2025/12 413.75 +1.50 NYプラ 2025/10 1,299.1 -75.8 NY原油 2025/ 9 69.26 -0.74 NYパラ 2025/ 9 1,206.30 -59.10 ドル・円 150.78 +1.30 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は150.80円水準まで続伸 NY為替市場、ドル円は上値追いを続け、一気に150円台後半に急上昇した。NY 時間に入ってドル高が再び強まったこともドル円を押し上げた。FRBが重要視するイ ンフレ指標である6月のPCE価格指数が発表になったが、パウエル議長の慎重姿勢を 裏付ける内容ではあった。 本日は円安もドル円をサポート。植田総裁が「25年度の物価見通しの上方修正だけ で金融政策は左右されない」と発言したことで、早期利上げに慎重との受け止めから、 円相場は円安の方向に戻している。日銀もFRB同様に、関税の影響を慎重に見極めた いようだ。 市場の注目は明日の7月の米雇用統計へと移っている。この日発表の米新規失業保険 申請件数は引き続き強い米労働市場を示唆していたが、明日の米雇用統計もパウエル議 長の慎重姿勢を裏付けるか注目される。 前日のパウエル議長の会見を受けて、短期的にはドル高の流れに落ち着いたようだ。 ただ、長期的にはドル安との見方は 根強く、どこまでドル高の流れを維持できるかは不明だが、ドル円については、一気に 200日線を上抜き、心理的節目の150円台も回復。明日の米雇用統計を経て高値水 準を維持できるか注目される。 ◎NY貴金属==続落、ドル高で戻りを売られる ニューヨーク金、銀は続落。 金12月限は続落。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測 後退を受けて安寄りしたのち、ドル高一服を受けて下げ一服となった。欧州時間に入る と、買い戻されたが、上げ一服となった。日中取引では、米個人消費支出(PCE)価 格指数の伸びが加速したが、堅調となった。ただ買い一巡後はドル高などを背景に売り 優勢となった。 銀9月限は金の下げ一服が下支えになったが、欧州時間からドル高を受けて売り優勢 となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は続落。 プラチナ10月限は続落。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の早期利下 げ観測後退を受けて安寄りしたのち、ドル高一服を受けて下げ一服となった。欧州時間 に入ると、ドル高を受けて戻りを売られた。日中取引では、序盤の買いが一巡すると、 ドル高や株安を受けて売り優勢となった。 パラジウム9月限は下げ一服となったが、ドル高や株安を受けて戻りを売られた。 ◎LME=全面安、銅は米政権が銅に対し課税発表で売り優勢に アルミ3カ月物は続落。2599ドルで軟調で取引を開始。2809ドルまで値を伸 ばす場面も見られたものの、アジア株安、銅の軟調が重石となって売り優勢で運ばれ、 一時は2562.50ドルの安値を付けた。安値で買い拾う動きも限られ、安値に近い 水準で終了。 銅3カ月物は反落。9793.50ドルで売り優勢で始まったのち、アジア株安が重 石となったうえ、米トランプ政権が銅、銅を含む製品に50%の関税を課すと発表した ことを嫌気し、値を落とし、一時は9571.50ドルまで軟化。安値で買い拾われ、 9600ドル台を回復したものの、軟調のまま引けを迎えた。 ◎NY原油=反落、ドル高・米国株安で利食い売り先行もよう ニューヨーク原油は反落 アジア時間の時間外取引の序盤は前日、70ドル乗せで引けた強気地合いを引き継 ぎ、小幅続伸で推移。アジア時間の午後に入り、小安くなった。欧州時間も売り優勢な がら下値堅く推移。ニューヨーク時間に入り、ドル高を背景に商品安となったこと、米 国株が売り優勢となり、リスク回避ムードが強まり、下げ幅を拡大した。月末商いで利 食い売り先行もようとなり、68.56ドルまで軟化。押し目買いで下値を切り上げた が、反落したまま引けた。 改質ガソリン、ヒーティングオイルとも売り優勢。原油安から手じまい売り先行もよ う。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は軒並み続落、コーンは輸出好調で期近は小反発 大豆は軒並み続落。 米産地では良好かつ順調な生育が続いていることや、米農務省(USDA)週間純輸出 成約高が前週を上回りながらもコーンに比べると伸び悩んでいることが弱材料視され た。ドル買いの動きも売りを呼ぶ要因になった。 コーンは期近が小幅反発。 米産地で生育に適した天気が続き、良好な状態を維持したまま8月を迎えることで、 豊作が確実視されていることが重しとなり、マイナス圏で高下する場面も見られたが、 米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高が前週からほぼ倍増したことが強気材料と なり、堅調に終えた。 MINKABU PRESS
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