午前の石油市場は総じて続伸。31日の海外原油相場の反落も1ドル=150円台ま で円安進行を背景に夜間取引から買い優勢。日中取引では出来高の多い期中11月限〜 1月限は幾分、上げ幅を縮小の動きが見られたが、堅調な値動きが続いている。 1日のニューヨーク原油時間外取引が小動き、円相場が150円台半ばで小康状態と なっているため、ここまで動意は乏しいが小口の利食い売りを吸収し、期中は200〜 300円程度の上昇で推移。 ニューヨーク原油時間外取引9月限は前日比0.02ドル安の69.24ドルで取引 されている。 円相場は東京時間でも1ドル=150.80円台まで円安が進行。 原油の2025年12月限は夜間取引で6万5130円まで上昇したが、日付けが変 わった後、6万3890円まで急落。あっさりと6万4740円まで切り返す、乱高下 となった。日中取引では6万4500円で買い支えられ、下値堅く推移。 午前11時26分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が 210〜1460円高。 午前11時26分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が854枚。 【ニューヨークダウ4日続落で原油市場からもリスク資金が流出か】 31日のニューヨーク原油は反落。6月の米PCEデフレーター価格指数が事前予想 より、やや強めの数字となり、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期 待が後退し、米国株は売り優勢。ニューヨークダウは4日続落となり、調整色を濃くし ており、ニューヨーク原油市場でも製品相場とともリスク資金が流出もようとなった。 ニューヨーク原油は7月30日に期近9月限が70ドル乗せで当面の高値目標達成感 が強まった。今夜は7月の米雇用統計の発表がある。発表後のニューヨークダウが続落 となった場合、ニューヨーク原油市場でも利食い売りが先行か。 【海外原油夜間取引=小動き】 ニューヨーク時間外取引で9月限は前日比0.02ドル安の69.24ドルで取引さ れている。本日これまでのレンジは69.16〜69.46ドル。 MINKABU PRESS
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