ゴム市況=総じて軟調、上海大幅安には反応薄

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                    RSS3                     TSR20
    2025/07      2025/12      2026/07         2025/09       2026/08
  318.5  + 1.6   315.0  - 0.9  319.0  - 1.0    249.0   0.0    250.0   0.0
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    上海ゴム9月限     14,315   - 405 (午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号はまちまち。寄り付きでは、上海夜間安を受けて売りが優勢となっ
た。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムは一段安となったものの、これに対する反応は
薄く、週末を控えて、一部限月は最近の下落に対する調整高場面となった。終盤は動意
に欠ける展開となった。TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は前営業日比4.0円安〜2.0円高、活発限月の12月限は同
0.9円安の315.0円、期先26年7月限は同1.0円安の319.0円、総出来
高は636枚、TSR20は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は同265〜240
ポイント安、総出来高は242枚。
【産地相場は軟調】
 産地相場は、レンジ相場の下限に接近してきた。7月31日のタイ南部の天然ゴム主
要積み出し港のソンクラ渡しのオファー価格は、前営業日比0.46バーツ安の72.
02バーツが提示されている。タイオファーは、6月6日以降、72〜73バーツ台を
中心として値動きが続いているが、現状は、レンジの下限に迫っている。
 今回の下落は上海ゴム、JPXゴムRSS3号ともになn下落しており、来週以降、
産地相場が崩れるなら、産地市場とJPXゴムRSS3号は、スパイラル的な下落場面
となる可能性がある。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は25年11月限と26年1月限が約定し、1
4.9セント安と2.1セント安。TSRは20は売りが優勢となり、1.8〜1.6
セント安で推移している。

 上海ゴムは大幅続落。中心限月の9月限は、夜間取引から売りが先行し、前営業日比
185元安の1万4525元で夜間取引を終えた。日中取引に入ると、序盤は小動きと
なったが、中盤からジリ安調の展開になり、一時1万4280元まで水準を引き下げ
た。

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