前週は3300ドル水準まで軟化した後、3400ドル水準まで切り返す不安定な地 合になった。日米に続いて米欧も通商合意に到達したことで、安全資産としての買いニ ーズ後退で調整売りが上値を圧迫した。米連邦公開市場委員会(FOMC)が9月利下げの 手掛かりを示さなかったこと、6月PCEデフレーターで強めのインフレ圧力が確認さ れたこともネガティブ。ただし、7月雇用統計が低調な数値になると買いが膨らみ、一 時3400ドル台を回復する展開になった。 今週も方向性を打ち出しづらいが、押し目は買い拾われる見通し。雇用統計が低調な 数値になったといっても、直ちに9月利下げが確定する訳ではない。高インフレと雇用 鈍化で難しい対応を迫られる状況が続く。ただし、米金融政策要因で大きく売りこんで いく必要性は薄れ、3300ドル台では底固さが再確認されやすい。トランプ米大統領 が利下げに慎重なパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長に対する批判のトーン を強めると、安全資産としての買いが膨らみやすい。乱高下を続けつつ、慎重に 3400ドル台へのレンジ切り上げを打診しよう。 予想レンジは3450ドル〜3550ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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