[今夜の視点]海外原油=反発か、米国はロシア産石油の輸入国に制裁へ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油9月限は前日比0.08ドル安の67.25ドルで推
移。本日これまでのレンジは66.56〜67.30ドル。
 今晩の海外原油は反発か。米国がロシア産原油の輸入国である中国やインドに対する
高水準の関税を警告しているなか、インドではロシア産原油から離れる動きが見られる
ことが相場を支えそうだ。インドはロシアから日量200万バレル規模の原油を輸入し
ており、西側の制裁で割安となっているロシア産原油に対する依存度を強める傾向にあ
るが、インドが割安なロシア産原油の購入を停止し、非制裁原油を購入するようなら支
援要因となる。
 ただ、インド国営のインディアン・オイルが米国産やアラブ首長国連邦(UAE)産
の原油を大量に買い付けたとの報道があるものの、全体としては報道が錯綜しており、
インド政府の対応は不明なままである。今週末にも米国のロシア追加制裁や関税が発動
する見通しであり、報道で揺さぶられる展開となりそうだ。ロシア産原油の購入を巡
り、米中貿易戦争が激化するリスクも想定すべき。
<今夜の予定>
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 消費者物価指数 2025年7月(トルコ統計機構)
【経済】16:00 生産者物価指数 2025年7月(トルコ統計機構)
◆ スイス ◆
【経済】15:30 消費者物価指数 2025年7月(連邦統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】23:00 耐久財受注 2025年6月確報値(商務省)
【経済】23:00 製造業新規受注 2025年6月(商務省)
【農産】8/5 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA)
【農産】8/5 05:00 週間穀物生育進度・作況状況(USDA)
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