●論点解説穀物、豊作見通しに変化なし=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 豊作見通しの上値圧迫が続いている。受粉期も最終段階だが、今季はホット・アン
ド・ドライとほぼ無縁の状態が続いている。トウモロコシは価格低下で輸出需要拡大の
兆候も見られるが、400セントの節目が支持線として機能するかを打診する局面にな
っている。4日引け後に米農務省(USDA)が発表した作況報告で「良」以上の比率
は、前週の73%から変わらず。依然として前年同期の67%を上回る良好な状態にあ
る。今週で受粉期は概ね終了段階に向かう見通しだが、天候リスク不在の状態が続いて
いる。それを前提に一段安に向かうのか、材料出尽くしで下値を固めるのかが焦点にな
る。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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