●論点解説原油、需給緩和見通しと供給不安=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 ロシア産の供給環境に不確実性を抱えるも、週明け後の原油相場は売り優勢の展開に
なった。需要不安が高まるタイミングで、石油輸出国機構(OPEC)プラスが9月の
減産縮小を合意したことが嫌気されている。自主減産は9月で終了することになるが、
ドライブシーズン終了のタイミングに重なる。需要と供給の双方から需給緩和圧力が強
まりやすく、それを相殺する供給障害の有無が焦点になる。
 トランプ米大統領は、インドがロシア産石油の購入継続方針を示していることで、関
税を課す方針を示している。関税を課しただけでロシア産石油供給が影響を受ける訳で
はないが、米中などが関税回避のための対応を見せるようなことがあると、混乱が生じ
る可能性を抱えている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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