時間外取引でニューヨーク原油9月限は前日比0.06ドル安の66.23ドルで推 移。本日これまでのレンジは66.01〜66.39ドル。 今晩の海外原油は反発か。ロシア産石油の輸入国に対する米国の二次関税が今週末に も発動する公算であるなか、警戒感から買い戻しが優勢となりそうだ。インドや中国な ど、ロシア産原油の大口の輸入国は米国の意向に従わない方針だが、米国が100%の 関税を付加して終わる話でもない。米国はウクライナ戦争を終わらせるためにロシアの 石油収入を絶とうとしており、中国やインドの反応を確認した後は次の一手を繰り出し てくる可能性がある。 また、経済的な攻撃を加えようとしている米国に対して、ロシアによる反撃も想定す べきだろう。一部ではロシアが同国とカザフスタンをまたぐCPCパイプラインを遮断 するとの憶測もある。CPCパイプラインはカザフスタンの原油輸出の要で、日量 100万バレル程度を輸出しており、無視できない規模だ。 <今夜の予定> ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】17:00 サービス業購買担当者景況指数 2025年7月確報(Markit) 【経済】17:00 購買担当者総合景況指数 2025年7月確報(Markit) 【経済】18:00 生産者物価指数 2025年6月(EUROSTAT) ◆ フランス ◆ 【経済】15:45 鉱工業生産指数 2025年6月(INSEE) ◆ アメリカ ◆ 【経済】21:30 貿易収支 2025年6月(商務省) 【経済】23:00 非製造業景況指数 2025年7月(ISM) 【工業】8/6 05:30 週間石油統計(API) ◆ カナダ ◆ 【経済】21:30 貿易収支 2025年6月(カナダ統計局) MINKABU PRESS
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