●論点解説原油、ロシア産供給不安より需給緩和見通し=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トランプ米大統領はインドがロシア産石油の購入を続ける意向を示していることで、
関税の上乗せを行うと警告している。関税を課すことで、ロシア産石油の購入を停止、
少なくとも大幅に削減することを求める動きになる。しかし、原油相場の反応は限定さ
れている。仮にロシア産石油の供給が大きく落ち込めば、8月の原油市場は大きな混乱
状態に陥る可能性を抱えるが、マーケットは現実的なリスクとは見ていないことが窺え
る。大きな不確実性を抱えた状態だが、今週は需要不安と石油輸出国機構(OPEC)
プラス増産による需給緩和リスクの織り込みが優勢になっている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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