[今夜の視点]海外原油=下げ一服か、米国のロシア追加制裁を警戒

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油9月限は前日比0.32ドル高の65.48ドルで推
移。本日これまでのレンジは65.11〜65.63ドル。
 今晩の海外原油は下げ一服か。石油輸出国機構(OPEC)プラスの中核国が9月に
かけて日量220万バレルの自主減産を解消することによる供給過剰が警戒されている
ものの、実際の生産量は生産枠ほど増えておらず、売りは続かないのではないか。来週
のOPEC月報で生産量を確認したい。
 米国による対ロシア制裁に注目しなければならないことも売りを一巡させそうだ。ロ
シア産原油の大口輸入国である中国やインドは米国の警告に反してロシア産原油購入を
続ける構えであり、ロシアの原油供給が減ることはなさそうだが、トランプ米大統領は
どのように対応するのだろうか。中国やインドに二次関税を課しても、ロシア産石油の
供給が変わらないようならば、新たな措置が必要であると思われる。
<今夜の予定>
◆ ニュージーランド ◆
【経済】07:45 雇用統計 2025年4-6月期(NZ統計局)
◆ 日本 ◆
【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟)
【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁)
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】18:00 小売売上高 2025年6月(EUROSTAT)
◆ ドイツ ◆
【経済】15:00 製造業受注 2025年6月(経済技術省)
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【工業】23:30 週間石油統計(EIA)
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