ゴム市況=買い先行、日経平均株価の大幅高や終盤の上海高を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                  RSS3                        TSR20
    2025/08      2026/01       2026/07         2025/09       2026/08
  327.6  + 3.1   322.0  + 4.6   318.0   0.0     249.0   0.0    250.0   0.0
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    上海ゴム1月限     15,840   + 120 (午後3時44分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は買い先行。序盤は上海夜間が小幅高となったものの、JPXゴムR
SS3号の祝日取引が上げ幅が大きかったことから、上げ幅を縮小させる展開となっ
た。だが、中盤に入ると、日経平均株価が1000円超の上昇となったことや、ドル・
円がやや円安方向に振れていることを好感し、堅調に推移した。終盤は日中取引の上海
ゴムが地合いを引き締めたことから、買いが先行する展開となった。TSR20は出来
ず。

 大引けのRSS3号は前営業日比変わらず〜5.6円高、活発限月の1月限は同4.
6円高の322.0円、期先26年7月限は同変わらずの318.0円、総出来高は6
70枚、TSR20は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は同320〜630ポイン
ト高、総出来高は99枚。
【1月限の325円の攻防に注目】
 今日のJPXゴムRSS3号は買いが先行する展開となった。活発限月の1月限は、
祝日取引で324.8円まで上伸した。ただ、節目の325円の手前では、戻り売り圧
力が強かった。1月限は6日の取引でも324.9円で切り返されており、現状、32
5円付近が売り場となっているようだ。
 ただ、上海ゴムの中心限月1月限は、これまで抵抗となっていた1万5500元付近
をしっかり上抜き、1万6000元が目前に迫ってきた。上海ゴムの中心限月1月限が
一段高となれば、JPXゴムRSS3号の1月限も325円を上抜き、330円を意識
した展開になりそうだ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号が出来ず。TSRは20は午前中は期近高・期
中安となったが、午後は総じて買い優勢となり、0.1セント安〜1.2セント高で推
移している。

 上海ゴムは堅調。中心限月の1月限は、夜間取引では買いが優勢となり、前日比40
元高の1万5760元で取引を終えた。日中取引に入ると、序盤にマイナスサイドに沈
む場面があったが、その後は、小じっかりと推移し、終盤には1万5905元まで水準
を引き上げた。

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