●論点解説ゴム、ラニーニャ現象は回避か=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 ゴム相場に押し目買いが入っている。前週は世界経済の減速懸念に上値を圧迫されて
いたが、週明け後は押し目が買い拾われている。米中通商環境の改善期待、中国7月新
車販売台数が強めの数値になった影響などが指摘されているが、いずれにしても上海ゴ
ム相場は1万5000元割れを試すような動きを見送っている。売買テーマが定まらな
いことで、特に意味なく上昇・下落を繰り返しているが、今週は押し目買いを入れる動
きが優勢になっている。
 中国南部や東南アジアでは豪雨も報告されているが、供給リスクのプレミアムを加算
していくまでの状況にはない。日本の気象庁のエルニーニョ監視速報では、今秋にラニ
ーニャ現象に近い状況になる可能性を指摘するも、その状況は長続きしないとして、冬
に向けて総じて通常の気象環境が想定されている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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