●論点解説原油、OPEC月報は需要引き上げと減産確認=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
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 石油輸出国機構(OPEC)の8月月報では、2026年の世界石油需要の伸びが日
量138万バレルと、前月から10万バレル上方修正された。2025年は129万バ
レル増で据え置きだったが、来年に向けて石油需要の伸びが鈍化するとの見通しに疑問
を投げかけている。原油相場は目立った反応を示さなかったが、13日の国際エネルギ
ー機関(IEA)月報でどのような需要見通しが示されるのかが注目される。
 OPECプラスの産油量は、7月に日量33.5万バレル増加した。6月の
36.4万バレル増に続いて、着実な増産が続いている。7月はサウジアラビアが
17.0万バレル増、UAEが10.9万バレル増、ロシアが9.8万バレル増となっ
ている。減産縮小合意に従って、着実に産油量を増やしていることはネガティブ。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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