[今夜の視点]シカゴコーン=需給報告の弱気の余波が続くか否か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引は小幅なもみ合い。12月限は394〜395セント台で小
浮動。後述するように、前日は米農務省(USDA)の月例需給報告での米国産生産高の
弱気サプライズが急落につながったが、今夜はその弱気の余波が続くか否かに注目した
い。12月限は4ドルの節目が目先、強い上値抵抗となりそうな気配となってきた。

 前日のシカゴは急反落。注目されたUSDAの需給報告で、米国産の生産高見通しが
167億4200万Buと、事前予想平均の159億9100万Buを大幅に上回った
ことが弱気された。8月から産地調査に基づく生産高見通しが発表されるため、それま
での机上の計算による生産高見通しから大きく変動する場合があるが、今年はまさにそ
のパターンとなった。

 12月限は392.00セントまで崩れた後、引けは394.50セントとなった
が、目先は4ドルの節目が強い上値抵抗として意識されそうだ。

<今夜の予定>
◆ ドイツ ◆
【経済】 15:00 消費者物価指数 2025年7月確報(連邦統計庁)
◆ アメリカ ◆
【経済】 20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【工業】 23:30 週間石油統計(EIA)

MINKABU PRESS

*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。