[今夜の視点]海外原油=上値は重い展開か、米欧の電話会議に注目を

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油9月限は前日比0.02ドル安の63.15ドルで推
移。本日これまでのレンジは62.82〜62.29ドル。
 今晩の海外原油は上値が重そうだ。国際エネルギー機関(IEA)の月報で供給過剰
見通しが維持される公算であることが圧迫要因である。ただ、IEAの供給過剰見通し
はいつものことであり、これを手がかりにあらためて売られることはなさそうだ。
 15日にウクライナ停戦を見据えた米ロ首脳会談が予定されているなか、本日はトラ
ンプ米大統領が欧州連合(EU)の首脳らと電話協議することから、西側の動きにも目
を向けておくべきである。ウクライナ戦争における西側の敗北を認めてウクライナ割譲
でまとまらなければ停戦協議が前進することはないが、ウクライナを含めてEUは妥協
することができるのだろうか。
<今夜の予定>
◆ ドイツ ◆
【経済】15:00 消費者物価指数 2025年7月確報(連邦統計庁)
◆ 南アフリカ ◆
【経済】20:00 小売売上高 2025年6月(南アフリカ統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【工業】23:30 週間石油統計(EIA)
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