ドル高一服、円買いの動きも優勢=東京為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ドル高一服、円買いの動きも優勢=東京為替概況
   
 15日の東京市場はドル安円高が優勢となった。昨日の市場で東京午前の146円20銭台から海外市場で147円90銭台まで大きく上昇した後を受けた15日の市場。朝は高値圏での推移となり、147円87銭を付ける場面が見られた。もっとも4-6月期の日本GDP一時速報値の好結果などもあって、日銀の追加利上げへの期待が広がったことや、海外市場のドル高円安局面で148円を付けきれなかったことなどから、その後ドル売り円買いが優勢となった。
  
 昨日のドル高局面では米PPIの強い伸びもあり、米大幅利下げ期待が後退したことなどがドル買い材料となっていたが、元々大幅利下げの期待はごく少数派であり、9月の0.25%利下げ見通しが継続となる中で、東京市場でもう一段のドル買いになることに慎重な姿勢が見られた。
   
 昼頃にかけては147円20銭前後がしっかりとなる場面が見られたが、戻りが鈍かったこともあり、午後に入って一段安となり147円05銭を付けている。
  
 ユーロドルは昨日の海外市場でドル高を受けて1.1631を付けた後、1.1640台で東京朝を迎えた。東京市場ではドル安がやや優勢となり1.1674を付けている。もっとも値幅は28ポイントにとどまっており、動きは落ち着いている。
  
 ポンドドルも朝の1.3520台から午後に1.3554を付けるなど、対欧州通貨でもドル売りが出ていた。
  
 ユーロ円はドル円の上昇を支えに朝方172円20銭台を付けていたが、その後ドル円が下げたこともあり171円50銭台を付けている。ポンド円は昨日の海外市場で200円台を回復し、朝も200円13銭を付ける場面が見られたが、ドル円の下げに199円21銭まで一時下げた。
  
MINKABUPRESS 山岡

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