金・銀市況=金が反発、円安一服も現物の下げ一服が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/08          2026/06    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,799     +1    15,957   +10  : 3,342.26   -16.42
銀          179.0   +3.0     179.8   0.0  : 3,803.00   -36.00
プラチナ     6,350   +104     6,011  +146  : 1,369.61   +29.96
パラジウム   5,500      0     5,500     0  : 1,146.60   +10.05
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.12   +0.76  ユーロ・ドル相場   1.1670  -0.0026
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【市況】
 金が反発。円安を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場が堅調となった
が、円安一服に上値を抑えられた。午後に入ると、ドル建て現物相場の堅調を受けて小
じっかりで推移した。銀の商いは成立せず、帳入値で総じて上昇した。
 前営業日比は、金標準、金ミニが1〜20円高、ゴールドスポットが変わらず、銀が
変わらず〜6.0円高。
 推定出来高は、金が1万8144枚、金ミニが6857枚、ゴールドスポットが
601枚、銀が0枚。
【金現物は押し目を買われる】
 金先限は夜間取引で1万6024円まで上昇した。円安が支援要因になった。円相場
は1ドル=147円台後半で円安が一服した。予想以上の国内総生産(GDP)を受け
て日銀の利上げ観測が出た。
 金は予想以上の米生産者物価指数(PPI)が圧迫要員になった。米連邦準備理事会
(FRB)の大幅利下げ観測が後退した。ただ労働市場の悪化に対する懸念を受けて9
月利下げの見方が強く、アジア市場で押し目を買われた。7月の中国の小売売上高や鉱
工業生産指数が予想以下となり、中国経済の先行き懸念が残ることも金の支援要因であ
る。今夜は米ロ首脳会談があり、ウクライナ停戦の行方も焦点である。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、予想以上の米生産者物価指
数(PPI)を受けて売り優勢となった。アジア市場では、朝方の3334.20ドル
から、ドル安を受けて押し目を買われた。午後に入ると、3348ドル台まで上昇し
た。
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