<大豆> シカゴ大豆11月限は8月8日まで990セント台でのもちあいとなっていたが、 11日に大きく上伸し、その後も続伸。14日に1049.25セントと7月3日以来 の高値更新が続いた。14日は利食い売りで反落となったが、短期線の5日間移動平均 線(1020.75セント)を上回って引けた。 米農務省(USDA)発表の月例需給報告で、25/26年度米需給の引き締まり観 測が示されたうえ、米中間の相互関税一時停止期間の延長や米トランプ大統領が中国に 対して米国産大豆輸入量の引き上げを求めていることが買い支援要因になっている。 14日は反落となり、押し目形成となったが、需給面が強気なだけに下値は強そう。 5日移動平均が通る1020.75セントが目先の下値支持線か。18日から21日に プロファーマーのクロップツアーが実施される。クロップツアーの結果報告が材料視さ れそうだ。 <コーン> シカゴコーン12月限は8月12日に392セントまで下落し、一代安値を更新。そ の後、安値更新後の買い戻しが入っているものの、400セント台への回復には至って いない。 米農務省(USDA)発表の8月月例需給報告で25/26年度米コーン生産量の予 想を大幅に上回る引き上げを受け25/26年度の米コーン需給緩和が見込まれている が、すでに8月に入り米産地のコーンが良好な状態を維持していることで、USDA 予測が実現する可能性が高まっている。 米国のコーン輸出は好調を維持しているものの、およそ10憶Buもの大幅な生産量 予想の引き上げが重石となり、12月限は引き続き400セントを上値抵抗線にしての 高下が続くと見られる。 18日から21日にプロファーマーのクロップツアーが実施される。クロップツアー の結果報告が材料視されそうだ。 MINKABU PRESS
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