大阪9月限 日経225先物 43470 +850 (+1.99%) TOPIX先物 3114.0 +55.0 (+1.79%) 日経225先物(9月限)は前日比850円高の4万3470円で取引を終了。寄り付きは4万2770円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万2845円)にサヤ寄せする形から、やや買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後に4万2960円まで買われたが、4万3000円接近で上値を抑えられる形になり、買い一巡後は4万2730円と寄り付きの価格を下回る場面もあった。だが、前場中盤に再びロングが入る形で上げ幅を広げ、前場終盤にかけて4万3050円まで買われた。 ランチタイムでは4万3000円辺りを固める動きをみせ、後場の取引開始後にはボリンジャーバンドの+2σ水準を突破。ショートカバーを交えての強い上昇が終盤にかけて続き、前日の下落分を完全に吸収する形になっている。 日経225先物は朝方こそ4万3000円接近で上値を抑えられていたが、前場終盤にかけての切り返しによって4万3000円台を回復した。+2σが抵抗線として意識されていたが、後場に入って同バンドを一気に上抜けたことで、上へのバイアスが強まったようだ。前日の大幅な下落分を埋める強い動きであり、レバレッジ型ETFによるヘッジ対応のショートカバーも意識されていた。 +2σはナイトセッションで4万3530円辺りに切り上がり、同バンドでは強弱感が対立しやすいとみられる。+3σは4万4760円、+1σが4万2300円辺りに位置している。バンドは拡大傾向にあるため、値幅が出やすい状況が続きそうだ。週足では+1σと+2σによるレンジ内での推移を継続するなかで、+2σを上回って終えている。 急ピッチの上昇に対する過熱感は警戒されやすいが、日足、週足ともに+2σ水準での推移であるため、それほど過熱している状況ではない。短期的には前日のような大幅な調整もありそうだが、現在のトレンド形成を続けている局面では、押し目待ち狙いのロング対応に向かわせよう。 NT倍率は先物中心限月で13.95倍に上昇した。低下して始まり、一時13.87倍まで下げる場面もみられたが、その後は切り返す形となり、25日移動平均線(13.94倍)を上回って終えている。同線を明確に上抜けて200日線(13.98倍)を捉えてくるようだと、NTショートを巻き戻す動きが強まりそうである。 手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万3047枚、ソシエテジェネラル証券が1万8458枚、サスケハナ・ホンコンが3870枚、バークレイズ証券が2289枚、JPモルガン証券が2157枚、SBI証券が2152枚、ゴールドマン証券が1929枚、野村証券が1801枚、日産証券が1450枚、モルガンMUFG証券が1284枚だった。 TOPIX先物はABNクリアリン証券が2万6888枚、ソシエテジェネラル証券が2万4796枚、JPモルガン証券が6864枚、ビーオブエー証券が4034枚、バークレイズ証券が4020枚、モルガンMUFG証券が3624枚、ゴールドマン証券が2737枚、みずほ証券が1533枚、野村証券が1352枚、サスケハナ・ホンコンが942枚だった。 株探ニュース
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