●週間見通し穀物、コーン下げ一服もツアー要注意=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
  前週のトウモロコシ相場は400セントの節目水準で売買が交錯した。米農務省
(USDA)が在庫見通しを引き上げたことで一代安値を更新したが、値崩れは回避さ
れた。輸出環境が良好なこともあり押し目では買いを入れる動きも強く、明確な方向性
を打ち出せなかった。大豆は、USDA需給報告での在庫見通し引き下げが好感され、
900セント台後半から1000セント台中盤まで切り返す展開になった。
 今週のトウモロコシ相場は、400セント水準で売買が交錯する見通し。USDA需給報
告のネガティブサプライズでも値崩れを起こさず、400セント水準で下値を固める見
通し。特に強めの輸出環境が維持されると、このまま現行価格水準で下げ一服感を強め
ていく展開になろう。大豆は安値修正が進んだが、逆に輸出需要の弱さで1,000セント
台後半では上値を抑えられル見通し。改めて1000セント台前半まで値下がりが進も
う。8月18〜21日にPro Farmerのクロップツアーが行われることがイベントリス
クになる。
 予想レンジは、トウモロコシが390〜425セント、大豆が1000〜1070セ
ント。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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