●週間見通し金、ジャクソンホール会議で底固い=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は3400ドルを挟んで売買が交錯した。米利下げ観測を背景に一時3500ド
ル台を回復していたが、その後の調整売りが上値を圧迫した。ただし、3400ドル水
準から値を崩すような動きはみられなかった。強めのインフレ指標を受けて、米連邦準
備制度理事会(FRB)の利下げ対応に不透明感も意識されたが、引き続き9月利下げ
の想定が、金相場を下支えする展開になっている。米金利、ドルも値動きが鈍かった。
 今週は押し目買い優勢の展開になろう。引き続きFRBの利下げ見通しが下値を支え
る見通し。ただし、9月利下げはほぼ織り込みが終了しており、利下げ期待のみで一気
に急伸していくような環境にはない。3400ドル水準で売買が交錯しやすい。イベン
トとしては米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、ジャクソンホール会議が注目
される。特にパウエルFRB議長から9月利下げを示唆する発言が聞かれると買い安心
感が強まる。
 予想レンジは3350〜3450ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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