石油午前=下落、場中に147円台半ばに円安で下値切り上げも反発力は弱い

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内石油市場は下落。15日の海外原油の反落を背景に夜間取引安から売り優勢とな
った。日中取引は、500円程度の下落が目立つ展開。
 東京時間の為替市場は円売り・ドル買いが優勢。朝方、1ドル=147円に接近する
まで円高、ドル安となったが、午前9時過ぎから小幅に円安が進行。一時147.50
円台まで円安となった。時間外取引でニューヨーク原油は小幅続落で推移後、戻し、前
日の終値水準で推移。
 日中取引の原油の2026年1月限は5万8450円まで下げ幅を拡大して寄り付い
た。その後、下値を切り上げたが、5万8840円で戻りを抑えられ、反発力は弱く推
移。他限月も売り優勢で推移し、11、12月限が570〜430円安で推移。
 午前11時35分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
570〜290円安。
 午前11時35分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が924枚。
【ウクライナのゼレンスキー大統領とトランプ米大統領の対談の反応見極め】
 15日に米ロ首脳会談が開催されたが、ロシアのウクライナ侵略は停戦に至らず。仮
に停戦合意となったならば、地政学的リスクが後退シナリオで続落する可能性はあった
が、小幅続落にとどまり、下値を切り上げている。米ロ間の交渉は完全決裂ではなく、
対話路線を継続。18日に米国入りしているウクライナのゼレンスキー大統領がトラン
プ米大統領とホワイトハウスで対談を予定。ドル、株、他商品を含めた市場の反応を見
極めたい場面。
【海外原油夜間取引=小幅続落】
 ニューヨーク時間外取引で10月限は前日比0.05ドル安の61.93ドルで取引
されている。本日これまでのレンジは61.65〜62.19ドル。
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