シカゴ大豆の夜間取引は軟調。午前の安値からやや戻している。11月限は1030 セント台後半まで軟化していたが、直近は再び1040セント台を回復している。 今週は18〜21日の予定で注目されているプロファーマー産地クロップツアーが実 施されるため、そのリポートにも注目したい。とくに大豆は12日の米農務省(USD A)の月例需給報告で、米国産の生産高見通しが下方修正されて強気サプライズとなっ ていたため、それを実際の作柄で確認できるか否かが注目されよう。また目先は産地が 酷暑になる予報のため、天気予報にも引き続き注目したい。通常通り、今夜は場中に週 間輸出検証高、引け後に生育進度、作柄、土壌水分報告が発表される。 15日のシカゴは急反発。カナダのカーニー首相が中国の高関税に対して菜種農家救 済策を検討する方針を出したことで、14日のシカゴ急落の一因となっていたウィニペ グ菜種が持ち直したことや、この日発表された7月の全米油糧種子加工業者協会 (NOPA)大豆圧砕高が事前予想を大きく上回って高水準だったことが好感された。 また米国中央部に高気圧の尾根が居座るとの予報も買い意欲を強めた。 11月限は1043.75セントまで上伸した後、引けは1042.50セントと下 げず、1040セント台を維持した。 <今夜の予定> ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】 18:00 貿易収支 2025年6月(EUROSTAT) ◆ イギリス ◆ 【経済】 08:01 住宅価格指数 2025年8月(ライトムーブ) ◆ アメリカ ◆ 【農産】 8/19 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA) 【農産】 8/19 05:00 週間穀物生育進度・作況状況(USDA) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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