LME市況=全面安、ドル高や米国株の頭重い動きが重石に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,588.45  -   20.34     2,588.50  -   18.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,639.25  -   43.50     9,733.00  -   40.50
    ニッケル      14,956.35  +    3.23    15,151.00  -   10.00
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 アルミ3カ月物は続落。2602.5ドルで小安く取引を開始した直後に前日の終値
2607ドルまで戻した。2607ドルがこの日の高値となり、その後は軟化に転じな
がらも、2592ドルで下げ渋った。2592ドルを割り込んだことで欧州の時間帯に
は2580ドル台前半まで値を落とし、2580.50ドルの安値を付けた。安値で買
い戻された後も米国の時間は米ホワイトハウスで行われているウクライナ協議の行方を
見極めたいとの雰囲気やドル買いの動きが重石となり、この日の安値圏でのもちあいに
終始して終了。
 銅3カ月物は反落。9756ドルで軟調で取引を開始。序盤は中国株の上海株高が支
援要因となって浮上し9792ドルまで上昇し、その後もプラスサイドでの高下が続い
た。しかしアジア時間の後半に香港株が利益確定の動き、シンガポール株が7月の非石
油輸出減少を受けて軟調となったことが弱材料視されて下値を探る動きに転じた。欧州
の時間帯には前週末の安値を割り込んで9722ドルの安値を付けた。米国の時間帯は
ウクライナ協議が行われるなか慎重姿勢の雰囲気が強まったうえ、ドル買いの動きが強
まったことや米国株の頭重い動きに上値を抑制された。9750ドルを上値抵抗線とす
る安もみとなり、低迷したまま引けを迎えた。
 ニッケル3カ月物は小反落。1万5165ドルで小高く取引を開始。寄り付き直後に
1万5180ドルの高値を付けたものの崩れて1万5050ドルまで値を落とした。そ
の後、買い戻されながらも1万5110ドルを上値抵抗線とする安もみが続いた。その
後、引けにかけて下値を切り上げ、前週末の終値に迫る動きも見られたがプラスサイド
に達することなく終えた。
今日の材料
・18日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は続伸、31.26ポイント高の3728.03ポイント。
・欧州株はまちまち。英FTが堅調。独DAX、仏CACが下落。
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=147.90円台に上昇。ユーロドルは1ユーロ=1.1653
 ドルで下げ渋るも売り優勢。15日のレンジ相場内での高下。
・米国株は小幅まちまち。ニューヨークダウが34.30ドル安。ナスダック指数は6.79
 ポイント高(0.03%高)。
・ニューヨーク貴金属は金、プラチナが売り優勢。銀、パラジウムが買い優勢。ニュ
 ーヨーク原油は上昇。
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