−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 3,378.0 -4.6 シカゴ大豆 2025/11 1,041.25 -1.25 NY銀 2025/ 9 3,802.9 +5.4 シカゴコーン 2025/12 406.50 +1.25 NYプラ 2025/10 1,337.0 -8.2 NY原油 2025/ 9 63.42 +0.62 NYパラ 2025/ 9 1,131.60 +13.80 ドル・円 147.85 +0.60 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は147.90円台まで上昇 NY為替市場、ドル高が優勢となり、ドル円も147円台後半に上昇。週末にアラス カで行われた米ロ首脳会談では、想定通りではあったものの、ウクライナ紛争での合意 は形成できなかった。先週は米インフレ指標や小売売上高などの重要指標を通過した が、市場では9月利下げ期待に変化はないものの、一部で期待されていたような、FR Bの積極利下げを促すような内容でもなかった。 FRBも判断か悩ましい状況に追い込まれているが、その点については、今週のワイ オミング州ジャクソンホールでのFRBのシンポジウムが注目される。特に金曜日のパ ウエル議長のスピーチが注目されるが、利下げの可能性は否定しないのかもしれない が、一部で期待されているような積極利下げを強調するようなことはないと見られてい る。 ドル円は100日線と200日線のレンジ内での推移を続けている。100日移動平 均線は145.50円付近、200日移動平均線は149.25円付近。現在はその中 心の147円台で推移している状況。 ◎NY貴金属=金は続落、ドル高で戻りを売られる ニューヨーク金は続落、銀は反発。 金12月限は続落。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測を受 けて押し目を買われたが、買い一巡後は上げ一服となった。欧州時間に入ると、ドル高 に上値を抑えられた。日中取引では、トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大 統領の会談を控えて売り優勢となった。 銀9月限は時間外取引で金堅調につれ安となったが、ドル高を受けて上げ一服となっ た。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続落、パラジウムが反発。 プラチナ10月限は続落。時間外取引では、金堅調につれ高となったが、買い一巡後 は上げ一服となった。欧州時間に入ると、ドル高を受けて戻りを売られた。日中取引で は、買い戻される場面も見られたが、ドル高や金軟調を受けて戻りを売られた。 パラジウム9月限は買い戻し主導で上昇した。 ◎LME=全面安、ドル高や米国株の頭重い動きが重石に アルミ3カ月物は続落。2602.5ドルで小安く取引を開始した直後に前日の終値 2607ドルまで戻した。2607ドルがこの日の高値となり、その後は軟化に転じな がらも、2592ドルで下げ渋った。2592ドルを割り込んだことで欧州の時間帯に は2580ドル台前半まで値を落とし、2580.50ドルの安値を付けた。安値で買 い戻された後も米国の時間は米ホワイトハウスで行われているウクライナ協議の行方を 見極めたいとの雰囲気やドル買いの動きが重石となり、この日の安値圏でのもちあいに 終始して終了。 銅3カ月物は反落。9756ドルで軟調で取引を開始。序盤は中国株の上海株高が支 援要因となって浮上し9792ドルまで上昇し、その後もプラスサイドでの高下が続い た。しかしアジア時間の後半に香港株が利益確定の動き、シンガポール株が7月の非石 油輸出減少を受けて軟調となったことが弱材料視されて下値を探る動きに転じた。欧州 の時間帯には前週末の安値を割り込んで9722ドルの安値を付けた。米国の時間帯は ウクライナ協議が行われるなか慎重姿勢の雰囲気が強まったうえ、ドル買いの動きが強 まったことや米国株の頭重い動きに上値を抑制された。9750ドルを上値抵抗線とす る安もみとなり、低迷したまま引けを迎えた。 ◎NY原油=反発、ウクライナ和平に欧州は消極的 ニューヨーク原油の期近は反発。 15日の米露首脳会談を経てウクライナでの停戦や早期和平期待が高まった反面、ウ クライナのゼレンスキー大統領の訪米に合わせて、欧州連合(EU)の首脳らがワシン トンに急遽詰めかける格好となり、ウクライナ停戦を巡る不透明感が強まった。ウクラ イナ戦争におけるロシアの勝利を認め、停戦条件の土台であるウクライナ領土を割譲す ることに欧州は強く反対しており、ゼレンスキー大統領もEU首脳らの方針に従う構 え。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反発。原油相場に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は期近〜期中は小反落、コーンは総じて小幅高 大豆は期近〜期中は小反落。 米国の主要生産州で18日からプロフォーマ—によるクロップツアーが行われている ため、ツアーの報告待ちのなか様子見の雰囲気が強まり限られたレンジ内での高下とな った。 コーンは総じて小幅高。 18日から行われているプロファーマ—のクロップツアーを受け、模様眺めの雰囲気 が強まるなか狭いレンジ内での高下にとどまった。すでに米農務省(USDA)月例需 給報告で生産量の大幅見通しが示され、市場では大豊作を織り込んでいることも様子見 の雰囲気を強める要因になった。 MINKABU PRESS
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