●論点解説原油、地政学リスクの緩和期待=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 ウクライナ情勢を巡って各国の調整が進む中、原油相場は改めて需給緩和見通しの織
り込みを優先している。米露首脳会談後に、トランプ米大統領は和平実現に向けて調整
を行っており、ウクライナとロシアの首脳会談に向けた地ならしも進んでいる。ロシア
が和平に前向きな姿勢を示すのかは不透明感も強いが、ロシアのウクライナ再侵攻を阻
止するための安全保障の議論も進展しており、地政学リスクを織り込む必要性が後退し
ている。需給目線だと、いよいよドライブシーズンの終了も近づいており、景気減速に
よる需要不安と季節的な需要端境期が、原油相場を下押しする動きの有無が注目される
地合になる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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